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カンボジア子ども教育支援活動2024

 2月17日から24日にかけて、隊員14名、事務局1名でカンボジア子ども教育支援活動をクラチェ州のキロ62小学校にて実施しました。

 活動当日の2月17日は、11時に成田空港に集合。フィリピン・マニラ経由でプノンペン国際空港に到着し、カウンターパートであるKHJGroupの事務所で宿泊しました。

 活動2日目の午前中は、キリングフィールドとトゥールスレン博物館を見学しました。
ポル・ポト政権時に虐殺が行われていた場所に訪れ、とても貴重な経験になりました。とても暑い中での見学でしたが、隊員も真剣な様子でガイドさんの説明を聞いていました。

 その後、バスでプノンペンからクラチェ州に移動しました。帯同するカンボジア学生に様々なクメール語を教えてもらいました。

 活動3日目は、IVUSAが去年の活動で建設地に決めたキロ62小学校にて交流企画を実施しました。子どもたちと学生は、横断幕の作成、長縄、じゃんけん列車としっぽ取りに分かれて活動しました。
 長縄では全員で声を合わせて、子どもたちと心を一つにすることができました。また、ノートやペンなどの支援物資を提供しました。子どもたちの日々の勉強に役立ててもらえたら幸いです。

 その日の午後、メコン川へイルカウォッチングに行きました。5〜6匹で泳ぐ川イルカの群れを見ることができ、イルカたちが船の近くを泳ぎに来た時にはとても盛り上がりました。

 活動4日目は、村内散策から始まりました。キロ村名産のカシューナッツ畑を見学し、実際に実を収穫する体験をしました。

 その後キロ62小学校の着工式に参加しました。スラエチャー区のサムマン副区長、カンボジア子ども教育支援活動を長年サポートしてくださった藤原國雄さん、今回の活動のリーダーである法政大学4年の池内真子、クロチェ州スヌール郡サムマン郡長から挨拶をしていただき、クラチェ州の政治家のビッブンさんから感謝状を頂きました。
 建設中と開校後の子どもたちの安全を祈願する儀式にも参加し、現地の文化にも触れることができました。

 午後からは小学校の基礎工事を行いました。33の穴のうち最後の穴5つを掘り、砂やレンガを入れる作業をしました。掛け声をしながら最後まで楽しく集中して作業ができました。

 活動5日目は、前日に引き続き小学校の基礎工事に取り組みました。セメントを作りから始め、レンガに塗りながら丁寧に積み上げました。
次に学校の柱を支えるための鉄柱を埋め、全員で協力して想定より早く1日で33個全ての穴にコンクリートを埋めるまでの全工程を終えることができました。
 最後には、子どもたちがこれから完成する学校に通う姿を想像しながら、コンクリートの中にレンガを埋め込みました。

 夜には、村の方々が、サプライズでパーティーを開いてくれました。キャンプファイヤーを囲みながら日本とカンボジア両国の有名な曲を中心に共にダンスを楽しみました。

 キロ村の滞在最終日は小学校でダンスの授業を行いました。グループに分かれてダンスを教えた後、全員で踊ってその様子を動画に収めました。子ども達は初めて聞く曲にも関わらず、一生懸命に振りを覚えて笑顔で楽しそうに踊ってくれました。

 最後に退村式を行い、今回の活動のリーダーである池内真子からお礼の言葉を伝え、キロ62小学校のミヤッソクニー校長からは、「学校建設だけではなく、直接きてくれて歌ったり踊りを教えたり、子ども達と仲良く接してくれて本当にありがとうございます」とお言葉をいただきました。

 大勢の子どもたちに囲まれ、学生たちは離れ難い思いを抑え、涙を流しながら学校を後にしました。

 カンボジア滞在日最終日の午前中はセントラルマーケットに行きました。各自お土産屋やお揃いのブレスレットを買うなどして楽しみました。

 午後はカウンターパートであるKHJGroupの事務所に移動し、ミーティングで今後について議論しました。私たちが学校建設のために日本でもできることをテーマに意見を出し合いました。

 そのあと、この1週間お世話になったKHJのスタッフの方々に感謝の気持ちを込めた寄せ書きを渡し、今回の活動のリーダー4人から挨拶がありました。
その後バスでプノンペン国際空港から日本に向けて出発し、現地での活動を終えました。

 2月24日に無事に成田空港に到着し、解散しました。

 この活動を行う上で、ご支援、ご協力いただいた皆様、本当にありがとうございました。