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>ID/パスワードを忘れた方はこちらから2月15日から20日までの6日間、IVUSA学生77名、沖縄の学生4名、事務局1名で、沖縄県石垣島海洋漂着ゴミ水際掃討大作戦を実施しました。
石垣島では、現在問題となっている海洋プラスチックごみが大量に漂着し、景観と自然環境を脅かしています。今回の活動は、島民の方々を多く巻き込み、石垣島の美しい海を取り戻すとともに、活動に参加するすべての人のサステナブルな社会への関心を高め、今後の石垣島とIVUSAの可能性を拡げることを目的として行われました。
活動1日目は、決断式を行いました。小グループで話し合い、隊員一人ひとりが石垣島に貢献するためにできることを考えました。
清掃活動は2日目から4日目にかけて行いました。
活動2日目は、OB1名と一緒に伊野田漁港で二手に分かれて海岸清掃をしました。海岸にはペットボトルが大量に落ちており、拾ったごみの中には、外国の言葉が書かれたものも多く見られました。
活動3日目は、米原ビーチにて、カウンターパートである田中秀典さん(合同会社縄文企画 代表 )や島民63名と交流をしながら清掃しました。島民の方は、「目の前の現状を今日初めて知った人も多い。この活動を通して、意識して環境問題に取り組んでいきたい」と仰っていました。
午後には、島民19名を交えて、海洋ごみをアップサイクルするワークショップを行いました。「海の生き物」をテーマに、みんなで協力してアート作品を作り上げました。過去に私たちの生活を豊かにしていたごみが新たに生まれ変わる瞬間を目の当たりにし、感動しました。
その後交流会を行い、島民の方と飲食をしながら笑い合う様子が見られました。
活動4日目は、カウンターパートである田中秀典さん(合同会社縄文企画 代表)と島民19名と一緒に、星野海岸でペットボトル10,000本チャレンジを実施しました。その後も学生のみでペットボトル回収を行い、240袋分のペットボトル、計10,000本を回収することができました。午後はみんなで元気よく声出しをしながら、ペットボトル以外のごみも拾いました。
3日間で回収したごみの総量は、45リットルの袋で計1,426袋。この清掃活動を通して、海洋ごみ問題は世界中の人が取り組むべき問題であると実感しました。
活動5日目は、石垣島を観光しました。やいま村でリスザルや水牛、マングローブを見学したり、川平湾のグラスボートでサンゴやウミガメを見たりしました。お昼には、石垣市役所で八重山そばをいただき、本場の味を堪能しました。
その後、伊原間サビチ洞で美しい鍾乳洞や海を見て、離島ターミナルで夕食を取ったりお土産を見たり、自由に行動しました。
活動最終日は、解団式を行い、活動のリーダーである木下きあら(昭和女子大学4年)は、「より多くのごみを拾うことを意識して活動に取り組めたので良い結果になった。今までの石垣島の活動のリーダーたちの想いを受け継いでほしい」と伝えました。
参加した学生からは、「島民の方とお話して、より石垣島に興味を持てた」「来年も参加したい」といった感想がありました。
今回の活動は、参加したすべての人が石垣島の現状について知り、環境問題を自分ごととして捉えるきっかけとなりました。今後も活動を発信し、石垣島とIVUSAの可能性を拡げ、未来に繋げていきます。
カウンターパートである田中秀典さんをはじめ、活動に参加してくださった石垣島民の方々、沖縄学生、そしてお世話になった皆様方、本当にありがとうございました。(中央大学3年 瀧本 彩乃)