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長野県伊那谷環境保全活動11月派遣隊

 11月17日から11月19日までの3日間、学生15名、事務局1名で長野県飯田市にて竹林整備活動を行いました。今回は、県立風越高校の通学路脇の竹林で活動。ここでは以前、猿が出没し通学途中の高校生が怪我を負ってしまったことがありました。そこで、カウンターパートのいなだに竹Links (以下竹Links)と共催で、地元高校生や地域住民、また中部地方の大学生も巻き込んだ活動を企画しました。

 作業1日目の11月18日は、午前9時から開会式を行い、竹Links代表の曽根原宗夫さんと風越高校校長の下井一志さんからご挨拶をいただきました。

 その後、曽根原宗夫さんによる竹林整備における安全管理レクチャーを受けました。

 参加者は竹Links9名、地元高校生12名をはじめ総勢約40名となり、高校生、大学生、地域の方の混成の班を8つ作り、それぞれの班で作業を進めました。

 午後には雪が降り始めたこともあり、早めに作業を切り上げ、一緒に活動してくださった地域の方々と、作業のふり返りをしました。今回の活動をただ楽しかっただけで終わらせるのではなく、感じたことや想いを共有しこれからも関わり続けられるような関係を構築する機会となりました。

 16時30分からは、2部制の交流会を行いました。第1部では、作業に参加いただいた皆さんに加え翌日に一緒に作業する地元の方々も加わり、飯田市名物の出前焼肉を楽しみました。
 第2部では、域学連携交流施設にて竹Linksとの交流会を行い、活動の感想を話したり談笑をしたり楽しい時間を過ごしました。2回の交流会を経て地域の方との交流をより深めることができました。

 11月19日は、まず宿舎の清掃から始めました。お世話になった宿舎に感謝しながら、隅々まで丁寧に掃除しました。

 宿舎清掃の後は、竹林整備をするため風越高校付近の竹林に移動しました。そして、午前9時より竹林整備作業を開始しました。前日は竹Linksの方に教わる場面も多かったですが、この日の活動では初めて竹林整備をする方に竹の切り方などを教えられるまでになりました。この2日間の作業を通して、竹林には日差しも差し込み視界も良くなりました。

 午後からは、一緒に活動をした高校生と振り返りを行いました。「楽しかった」「また一緒に活動したい」という意見が多く、今回の目標の一つでもある「地域の方にまた一緒に活動したいと思ってもらえるような関係性を作る」という目標が達成できたのではないかと思います。

 その後、これから地域住民や地元企業を巻き込んだ竹林整備活動を始動するという羽場地区を訪れ、活動することに至った経緯や取り組みについてお話を伺いました。また、今後私たちが活動する可能性がある現場も見学することができました。

 そして、飯田市公民館にて最後のふり返りを行いました。一人ひとりが今回の活動で感じたことを共有し活動全体をふり返ることができました。今回のふり返りで出た反省点は今後の活動に活かしていきます。


 
 最後は関東、関西組に分かれてそれぞれ帰路へとつきました。短い期間でしたが、初日から最終日まで充実した時間を過ごすことができました。

 カウンターパートのいなだに竹Linksや風越高校の皆様をはじめ、活動にご協力・ご参加いただいた皆様、誠にありがとうございました。