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>ID/パスワードを忘れた方はこちらから11月3日から5日の3日間、学生3名で新潟県長岡市にある児童養護施設「双葉寮」にて対面活動をしました。
双葉寮では、2019年まで児童養護施設の子どもたちと交流をする「子ども隊」として活動してきましたが、コロナ禍で中止されて以降、2020年からは数人の子どもを対象にオンライン学習支援を開始し、2022年の夏からは小規模での対面活動を再開しました。今回は4回目の対面活動になります。
オンライン学習支援を含めた双葉寮での活動では、その目的として「活動に関わる全ての人との関係性をさらに深め、持続して関わる中で共に成⻑していく」ということを掲げています。今回の対面活動でも、子どもたち、施設職員の方々との長期的な繋がりを意識しています。
活動中は毎日、朝に1時間ほど学習の時間がありました。オンライン学習支援では子どもと学生のやりとりは言葉でのやりとりが中心になりますが、対面活動では様子を直接見ることができるため、新しい発見もありました。
例えば手を止めている子がいれば、困っているのかそれとも今考え中なのか。子どもの状況を感じとり、その子に合った関わり方を意識しました。このような対面の場での気づきは、オンラインでの学習にも活かしていきたいです。
1日目のこの日はとてもいいお天気だったので、双葉寮のグラウンドでたくさん遊ぶことができました。おにごっこをしたり、かくれんぼをしたり。年齢問わずみんなを巻き込んで大人数で遊べるのも外遊びの魅力だと感じました。
2日目は、あいにくの空模様だったので室内遊びが中心でした。ですが、子どもたちの遊びのレパートリーは豊富で、おままごとや人形遊び、ピアノ演奏、キャッチボール、トランポリン、フラフープなどなど、いろいろな遊びをしました。
落ち着いてお話する機会も多かった2日目は、初日よりも子どもたち一人ひとりにじっくりと関わることができました。
3日目は、一日を通して外で遊んでいることが多く、子どもたちは遊具や砂場などで思い思いに遊んでいました。遊びの中にも子どもたちの社会性が育まれる瞬間は溢れており、遊具の順番交代や道具の貸し借りなどの場面では、人を思いやる姿や、お兄さんお姉さんとして振る舞う優しい姿が見られました。
3日間の活動を通して、普段オンライン学習支援で接するだけでは知ることができない子どもたちのさまざまな一面を知ることができました。初めて参加した学生からは、「子どもたちにオンラインだけで会っていたときとはイメージ変わった」「他の子どもたちや職員さんといるときのその子を知ることができた」などの声がありました。
この気づきを今後の子どもたちとの関わりや、より一人ひとりに合った学習支援を行うために活かしていきたいと思います。
私たち学生にできることは少ないかもしれませんが、この活動が子どもたちの未来に少しでも良い影響を与えるものになってほしいという思いでこれからも活動を続けていきます。
最後になりましたが、いつも私たちIVUSA学生を受け入れてくださる双葉寮の皆様、本当にありがとうございます。今後ともどうぞよろしくお願いいたします。