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9月守山市赤野井湾オオバナミズキンバイ除去活動に参加しました

 9月16日、26日、29日に滋賀県守山市赤野井湾の浮産卵床にて、オオバナミズキンバイ(以下オオバナ)の除去活動を実施しました。3日間で玉津小津漁業協同組合延べ34名、IVUSA延べ9名、計44名が参加し、15.5トンのオオバナを除去しました。

 今回の活動場所である赤野井湾の浮産卵床は、琵琶湖に生息している魚の産卵場所になっています。
 しかし、その産卵場所にオオバナが繁殖し、魚の産卵場所が奪われてしまっています。そこで、今回は浮産卵床に生息するオオバナの完全除去を目的に活動しました。

 現場に到着するとヨシが生息しているはずの浮産卵床には、オオバナが浮産卵床の枠を超えて広がって繁殖していました。
 漁師さんらと協力しながら、浮産卵床に繁茂したオオバナを根こそぎ除去しました。

 船上に回収した外来水草は、赤野井漁港に運搬し、漁港に引き上げました。

 引き上げたオオバナは、水を含んでおり、焼却処理施設の炉の温度を下げてしまいます。そのため天日干しをして乾燥させる必要があります。

 天日干し作業では、学生と漁師さんが協力し、引き上げたオオバナを薄く広げました。

 作業終了後、玉津小津漁業協同組合の田中組合長から、「漁師のみんなもオオバナを抜いたあとに漁をしてという日々を何日も続けるとなると体力的にもきつい。若者が来てくれてとても助かる」という御言葉をいただきました。

 初めて活動に参加した1年生からは、「参加する前はオオバナという植物が問題になっていることさえ知りませんでした。実際にこの目で見て、漁師さんのお話を聞き、琵琶湖がどれだけ重大な危機に陥っているのかが分かりました。琵琶湖がこれからも素敵な場所であり続けられるように貢献していきたいです」という感想がありました。

 今回この活動に参加させていただいた玉津小津漁業協同組合の皆さまに御礼申し上げます。

<参加人数>
9月16日 玉津小津漁業協同組合 13名、IVUSA 4名
9月26日 玉津小津漁業協同組合 11名、IVUSA 2名
9月29日 玉津小津漁業協同組合 10名、IVUSA 3名

※この事業は平和堂財団環境保全活動助成事業「夏原グラント」の助成を受けて実施しています。