NPO法人国際ボランティア学生協会公式ウェブサイト

会員の方はこちらから

>ID/パスワードを忘れた方はこちらから



新潟県佐渡市海岸清掃活動

 9月11日から14日にかけて学生52名、事務局2名の計54名で海岸清掃を行いました。この活動は新型コロナウイルスの影響を受け、4年ぶりの実施となりました。

 活動1日目は、先発隊7名が早朝に東京を出発し、活動現場の下見や宿舎の設営を行いました。本隊は、14時から世田谷区宮坂区民センターで結団式を実施しました。結団式では、初めに海洋ごみに関するクイズを通して、活動のイメージを膨らませました。次に清掃場所や清掃方法を確認し、運営チームだけでなく、一人ひとりがしっかりと理解を深めました。


 
 最後に皆でお揃いのTシャツや帽子を受け取り、モチベーションを高めました。そして22時頃に新宿から新潟港に向けてバスで出発しました。

 2日目に本隊が5時に新潟港に到着したあと、佐渡に向けて約2時半かけてフェリーで移動しました。到着後は、今回の活動の拠点となる大野亀ロッジへ向かい、開会式を行いました。
 開会式では、活動のリーダーからの挨拶のあと、今回の活動にご協力いただいている大野亀ロッジの北澤博満さんや、今回取材してくださる新潟日報の大西泰三さんからお話をいただきました。その後は円陣を組み、活動へのやる気と結束力を高め、各現場に分かれて佐渡の北東部の大野亀海岸で清掃を開始しました。

 午前中は雨に降られましたが、午後は天候にも恵まれ、145袋分のごみを拾うことができました。地域の方も一緒に活動に取り組み、新潟日報さんと市報佐渡さんに取材していただきました。

 3日目も同じく大野亀海岸を3つの現場に分かれて清掃しました。班ごとに清掃場所と時間を決めて、メリハリをつけて活動しました。また、休憩後に円陣を組み、全員で士気を高めました。清掃が終わった現場では、バケツリレー式で集めたごみを集積場所に運びました。
 現地の方にもお越しいただき、佐渡にまつわる話をしながら、清掃活動に取り組みました。午前中に、NST新潟総合テレビ佐渡通信部の松本順一さん、佐渡テレビの制作アナウンス室の保川なごみさんに取材をしていただきました。

 午後は大野亀海岸を2つの現場に分けて清掃しました。中には足場が悪い場所に細かいごみが落ちている場所もあり、拾うのに苦労しましたが、全員で声を掛け合いながら活動しました。また、活動の始めにはTikTokのゆうや社長@佐渡島さんに来ていただき、TikTokの撮影をしました。3日目だけで232袋分のごみを拾うことができました。夜は地域の方を交えて、交流会を行いました。

 活動最終日の午前中は、お世話になった宿舎を清掃。その後、各現場で最後の仕上げの清掃活動をしました。最後には全員で一つの現場に集まり、バケツリレー形式でごみを全て運び、完全清掃の達成感を皆で共有しました。

 午後には解団式を行いました。解団式では、活動のリーダー4名と地域の方3名から挨拶がありました。今回の活動を通して拾ったごみの量はごみ袋408袋分でした。その後両津港からフェリーに乗り、自由行動の時間に、班の仲間や活動を作り上げてきた仲間との交流を楽しみました。新潟港に18時35分に到着し、そのまま現地で解散しました。

 今回の活動で拾ったごみの量は、可燃ごみ1,760kg、不燃ごみ200kg、粗大ごみ730kg、合計2,690kgです。

 今回の活動は、日本財団の「海と日本PROJECT」からの助成を受けて実施しました。(京都外国語大学4年 小原 咲樹、昭和女子大学4年 中島 楓、立命館大学2年 淺井 南々子)