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新潟県関川村「大したもん蛇まつり」活性化活動

 8月25日から8月28日までの4日間、新潟県関川村大したもん蛇まつり活性化活動2023を実施し、学生88名、事務局・スタッフ3名、卒業生2名の計93名が参加しました。

 新潟県岩船郡関川村は、人口約5,100人のうち約2割が高齢者といった少子高齢化や過疎化が進んでいる地域です。年々人口が減少し、地域の維持が困難になりつつあります。

 まず、8月25日、26日の2日間は、関川村への理解や親しみを深め、関川村の課題やIVUSA学生として関川村の力になれることはなにかを模索するため、地域訪問を行いました。
 訪問の中で「交通・インフラが良くない」「スーパーや病院が遠い」といった課題点が浮かび上がりました。また、農作業をしている村民が多く、お話を伺うと、「草むしりや収穫の秋に人手がほしい」とおっしゃっていて、IVUSAとして関川村に対しできることが明確に見えてきました。

 また、地域からいただいた要望である廃校となった小学校を4年ぶりに清掃し、災害避難時に使う布団を干すなど学生ならではの仕事をしました。

 活動1日目の夜には到着セレモニーが行われ、「ただいま帰ってまいりました」「おかえりなさい」と加藤弘村長と恒例の挨拶を交わしました。そして、「村民の方と触れあい本当の人の幸せについて語り合って、自分のものにしてほしい」とのお言葉をいただき、学生が関川村で活動する意義を考えるきっかけになりました。

 活動3日目には、えちごせきかわ大したもん蛇まつりが4年ぶりに開催され、IVUSA学生は大蛇の担ぎ手や露店での販売を行いました。

 大蛇パレードでは、長さ82.8m、重さ2tといったギネス記録に認定されている大蛇を村民の方々と担ぎ、「わっしょい」というかけ声と共に、担ぎ手一同で無事に大蛇をゴールまで担ぎきりました。
 露店ではまつりに参加している村民と共に「暑さに負けず頑張ろう」と意気込みを口にし、大いにまつりを盛り上げました。

 また、夜は宿舎である施設に村民の方々を招き、大交流会を行いました。そして2022年8月に関川村に大きな被害をもたらした水害で災害救援活動を行った学生が当時現場で何を感じたか、どんな活動をしたかを報告しました。現地で被災した光景を目の当たりにして、被害の大きさを痛感したと話していました。

 これに対して、高田区長の須貝秀夫さんと湯沢区長の河内正さんから感謝のお言葉をいただくと共に、「IVUSA学生が来て、被害にあった住宅が一日で片付いたのを見て、自分も頑張ろうと思えた」とおっしゃってくださりました。IVUSAは、物理的なボランティアだけでなく地元住民に元気やパワーを届ける力があり、ボランティアとして活動する意義を学生は感じることができた交流会になりました。

 活動4日目には全ての活動が終了し解団式と出発セレモニーを行いました。インタビュー件数は60件で、多くの村民の方々から声を聞くことができました。これからIVUSAとして何ができるのか考えていきます。

 また、村民の方々から2月に行われる大石どもんこまつりと七ヶ谷雪ほたるまつりについてのお話がありました。七ヶ谷雪ほたるまつりに関して、「雪をスクリーンとして、アニメを映し出す新たな試みを検討しているが、それを実現させるにはIVUSAの力が必要」とのご提案をいただきました。

 最後に、関川村役場にて「行ってまいります」「行ってらっしゃい」と恒例の挨拶を交わし、関川村を出発しました。そして関東学生は新宿にて、関西学生は京都にて解散し、無事に活動4日間は終了しました。