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長野県飯山市活性化活動(古道整備)

 8月8日から8月10日までの3日間、飯山市大川地区にて、学生68名、事務局1名、OB1名が長野県飯山市活性化活動(古道整備)を行いました。

 昨年は準備の段階で活動が中止になってしまいましたが、今回は4年ぶりに現地での開催となり、「大川地区のニーズを完遂し、IVUSAとの信頼関係を再構築するとともに、古道とキャンプ場の観光資源化に貢献する」ことを目的に掲げて活動しました。

 活動初日は、お昼過ぎに大川ふれあい交流センターに到着し、開会式が行われました。カウンターパートの山室さんやOBOGからご挨拶いただきました。式の最後には、全員で体操をし、円陣を組み、活動がスタートしました。

 午後から、4つの現場に分かれて作業を始めました。古道の現場では、二手に分かれて、目標であった150mの道を整備し終え、脇道まで綺麗にすることができました。キャンプ場では、横一列になり、落ちている石やプラスチック片を拾いました。猛暑の中でしたが、学生同士声を掛け合い励ましながら目標範囲の半面を整備しました。
 また、大川地区とIVUSAの繋がりを象徴する看板の色塗りをしました。

 活動2日目は、早朝に起き、古道とキャンプ場を整備しました。古道では、テノコやレーキを使って刈った草を横に退かす作業をしました。

 ただ草を刈るだけではなく、土が見えるまで丁寧に進めました。想定していたよりも早く古道の整備を終えることができました。

 キャンプ場では昨日に引き続き、大きな石を拾いました。さらに鎌と鍬、レーキを使って草の根を掘り一つにまとめました。キャンプ場も目標であったところまで整備し終えることができました。

 作業終了後には、大川地区の方々と一緒にバーベキューをしました。飯山の魅力について多くのことを教えていただきました。飯山の温かさ、楽しさ、そして観光資源化に対しての熱意が伝わり、様々な視点から飯山の魅力を見つけることができました。バーベキューを通して地元の方と沢山交流ができた一日になりました。

 活動最終日の3日目は、活動を締めくくる一日となりました。午前は、古道を完全整備するべく全員の学生が古道整備にあたりました。二手に分かれ、古道の上と下から作業を進めていきました。見事、全ての範囲を整備することができました。

 また、活動に参加した一人ひとりが自身で名前を書き、ようやく1次隊、2次隊から引き継いだ看板を大川地区の入り口に立てることができました。

 午後は地域の方と討論会を行いました。林間学校を実施するために考えてきた古道やツリーハウスの活用案を発表し、実現に向けて地域の方から意見をいただきました。

 最後に閉会式を行い、活動中先頭に立って隊員を引っ張ってきた幹部からメッセージをもらい、改めて今回の活動がどうだったのか、何を得られたのかを振り返ることができました。
 今回の整備ですべてが終わったわけではなく、むしろここからがスタートであるので、ここで満足することなく、これまで以上に観光資源化に向けて力を入れていきます。

 こうして長いようで短かった3日間の活動が無事終了しました。古道やキャンプ場の整備、看板制作、地域の方との交流を通じて、実際に飯山市の発展に携わることで、古道の観光資源化、飯山市の活性化についてより一層向き合うことができた3日間でした。

 久しぶりの活動であるにも関わらず、IVUSAを温かく迎え入れてくださった地域の方に対して感謝し、決してこの経験を無駄にすることなく、今後も、飯山市の活性化に向け、継続的に活動していきます。

 最後になりますが、この活動にご協力いただいたすべての方に感謝申し上げます。(駒澤大学2年 永田 雄也)