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>ID/パスワードを忘れた方はこちらから3月20日に大阪府立国際会議場(グランキューブ大阪)にて、「琵琶湖・淀川流域シンポジウム」が開催され、IVUSA学生7名、事務局2名、卒業生1名が参加しました。
琵琶湖・淀川流域シンポジウムは、これまでの様々な取組や近年の地球環境の変化を踏まえ、琵琶湖・淀川流域の豊かな自然とともに、これからも人々の暮らしを守っていくために、一人ひとりに何ができるのか、どう行動するべきかについて考えることを目的としています。
IVUSAは、後半のトークセッションで登壇し、「特定外来生物オオバナミズキンバイ除去活動」と「びわ湖の研究者になろうツアー」の紹介をしました。また、会場前では琵琶湖の活動に関してのポスター展示を行いました。
シンポジウムは関西広域連合長の三日月大造滋賀県知事の挨拶から始まりました。
前半の講演では、NHKアナウンサーで気象予報士の塩見さん、京都大学防災研究所の、森信人先生より「地球温暖化が進むと豪雨の雨量や頻度も増えていく。正しい知識を得て、大きな視点で地球を変える、全員の意識を変えることが大事である」というお話や、滋賀県庁理事(琵琶湖政策・MLGs推進担当)の三和伸彦さんから琵琶湖と淀川の繋がりの歴史、MLGsを通して今後のあるべき姿などについて話がありました。
前半の終わりには会場全員でMLGs体操を踊りました。
展示出展が会場前であり、IVUSAからはオオバナミズキンバイ除去活動、びわ湖の研究者になろうツアー、琵琶湖湖岸清掃活動のポスター展示をしました。
スキューバ―ダイビングをしながら湖底のゴミ拾いをされている方がブースに来てくださり、琵琶湖で一緒に出来たら楽しいね等のお誘いの声もいただきました。
関西広域連合長の三日月大造知事にもブースに来ていただき、活動Tシャツに直筆メッセージや激励の御言葉をいただきました。
後半のトークセッションでは、奥田先葉(立命館大学2年)から特定外来生物オオバナミズキンバイ除去活動、田邊有香(京都外国語大学3年)から子ども向け環境学習イベントである「びわ湖の研究者になろうツアー」の紹介をしました。
トークセッションでは、琵琶湖・淀川流域の課題や将来に向けて、気象予報士の塩見さん、京都大学防災研究所の多々納先生、森先生、三和滋賀県理事らとお話ししました。
琵琶湖・淀川流域の課題について話す中で、気象予報士の塩見さんより、「気候変動がある中で、それほど困っていない中で、一人ひとりがどれだけ将来のことを考えられるかが大切だと思う。IVUSAのキラキラと発表されている姿を見て、憧れる気持ちが湧いた。そういった人たちが発信することで、周りを巻き込む人数も多くなる」とのお言葉をいただきました。
また、琵琶湖・淀川流域の将来についての話の中では、京都大学防災研究所の森先生より「琵琶湖、淀川、大阪湾の其々にゴールがあるならば、話し合いを持つ場が大事で、そこに高校生など若い人も参加することがサステイナブルになっていく」と話がありました。
IVUSAの奥田からは、「環境保全活動を説明しても難しく感じる人が多い。環境問題を推すのではなく、楽しいということを推すべきだと思う。楽しいから入り、自分事として捉え、学びとする。そのためにも地域のイベントにも積極的に参加して欲しい」との言葉がありました。
それに対し、三和さんからは、「行政の立場としては、活動を発表する場を作ることが大事だと思う。IVUSAのミッションに、『熱意は人を動かし、社会を動かす』とあるように、熱意を感じる機会があれば社会も動いていくと思う」とのお言葉をいただきました。
最後に三日月大造関西広域連合長から、「キラキラ楽しく活動する学生をはじめ、気象やMLGsに関して、皆さんとお話できたことを有意義に思います。関西広域連合として琵琶湖、淀川、海の繋がりを作り、また繋がりを作る場を今後も作っていきたいと思いますので、皆さんの御参加、お力添えを宜しくお願いいたします」と閉会の挨拶をいただきました。
今回、このような機会をいただき関係者の皆さまに深く御礼申し上げます。今後とも宜しくお願いいたします。(立命館大学1年 西畑 すずらん、大和大学1年 北谷 ひなた)
【マザーレイクニュースでも紹介されました】
https://mlgs.shiga.jp/archives/5779
【発表資料】
トークセッションの発表スライド
ポスター:びわ湖の研究者になろうツアー
ポスター:琵琶湖オオバナミズキンバイ除去活動
ポスター:琵琶湖湖岸清掃
【登壇者より】
昨年からIVUSAとMLGs関係者で作り上げた、びわ湖の環境学習イベント「びわ湖の研究者になろうツアー」について、子ども達がびわ湖に親しみ、楽しく学び、発表する様子を京都や大阪の方々にも届けることが出来、非常に喜ばしい経験でした。
トークセッションで、滋賀の子ども達と大阪の子ども達が自然体験を通して繋がり、琵琶湖・淀川の環境を考えられるイベントを作りたいという想いを話したことについて、先生方から後押しするお言葉を頂いたり、皆様に拍手や相槌などを頂いたりして、励みになりました。
先生方のご講演を聴く中で、気候変動について足りなかった知識を享受することが出来、環境問題という大きな問題を身近に感じられるような気付きがありました。今後も環境問題をより身近な問題として捉え、今後の活動をしていく中で糧としていきます。
この度は誠にありがとうございました。(京都外国語大学3年 田邊 有香)
今回は大学生の立場から、気候変動や環境問題に対して最前線で活動していらっしゃる方々と同じステージで、発表や意見交換をさせていただいたことを大変嬉しく思います。
シンポジウム前半の先生方による講演では、琵琶湖・淀川流域だけでなく日本全体、さらには世界の現状と課題について学ばせていただきました。そしてこれからの地球環境を守っていくためにするべきことは何かについて多々考えさせられました。
そして、後半のトークセッションでは、特定外来生物オオバナミズキンバイ(以下オオバナ)除去活動について発表させていただきました。会場に来てくださっていた方の半分以上がオオバナの存在を知っていて、今まで活動を続けてきた成果を肌で実感することができました。
その後は講演してくださった先生方と琵琶湖・淀川流域を中心とした環境問題の現状や課題、対策について意見交換させていただきました。大勢の人の前で発表するのはとても緊張しましたが、会場の皆さんの温かい反応や、横で真摯に聞いてくださった先生方のおかげで、私の想いを150%伝えることができました。先生方のお話から学ぶことや共感できることが沢山あり、時間が過ぎるのが本当にあっという間でした。
今回のシンポジウムを経て、将来、先生方のような環境問題に最前線で活動する人になりたいと思いました。まだまだ未熟ですが、今回学んだことを活かし、誰よりも環境問題を「わがごと」として考えていきたいと思います。
改めて、今回のシンポジウムでこのような貴重な機会をいただいた関係者の皆さまに深く御礼申し上げます。(立命館大学2年 奥田 先葉)