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滋賀県守山市オオバナミズキンバイ除去活動(ワークショップ)

 3月26日に滋賀県の守山市民交流センターで、オオバナミズキンバイ(以下オオバナ)についての勉強会とワークショップをIVUSA学生25名、卒業生1名で行いました。

 当初予定していた守山市赤野井湾でのオオバナ除去活動が、雨天により中止になったため、急遽、屋内での勉強会とワークショップに変更しました。

 勉強会では、IVUSAにおけるオオバナ除去活動がどのように始まり、現在まで繋がっているかを学びました。
 今回の活動場所であった守山市でオオバナ除去が始まり、行政、環境団体、漁師と連携して、試行錯誤を繰り返しながらノウハウを蓄積し、琵琶湖南部や全域に活動場所・範囲を広げていったという話がありました。

 また琵琶湖のオオバナは減っているが完全除去するためには、ヨシ植栽地などの機械駆除が困難で、マンパワーが必要な箇所のオオバナを除去していく必要があり、学生のマンパワーが必要なことを改めて実感することができました。

 グループワークでは、社会のオオバナに対しての認知度が低い中で、どのように周りの理解・協力をいただきながらオオバナを除去していくかという、当時の先輩方が乗り越えた壁を自分たちならどう挑戦するかを考え、共有しました。
 学生からは「ちょっとずつオオバナを除去する量を増やして実績を積み上げていく」「周りの人にオオバナの特徴や悪影響を説明したり、熱意を伝えたりする」などの意見がありました。

 また、オオバナを完全除去するために自分たちにできることを考えました。

 学生からは、「SNSを通じて活動の魅力を発信する、オオバナの情報を受け取る側から発信する側になる」といった意見が出ました。
 さらに「学生だからできることという意識と熱意を持ち、学生ならではの明るさと元気さを大切にして今後の活動に取り組むことが大事だ」という、活動に対する姿勢についての意見も出ました。

 最後に、この活動のリーダーである京免春樹(関西学院大学2年)から、「真剣に話し合う隊員の姿を見て、天候不順により除去活動自体はできなかったものの、活動を対面で行えたことには意味があったと感じた。オオバナ除去活動の歴史に触れる中で、それぞれ感じたことを大事にして、次の活動にもより高いモチベーションを持って参加してほしい」と挨拶があり、参加者全員の活動に対する意識とモチベーションが高まりました。

 また、30期学生代表でありこれまでオオバナ除去活動を牽引してきた島田晴(関西大学4年)は、「学生だからこそ多くの人に元気を与えることができる。自分たちにしかできないという気持ちを持って活動をしてほしい」と挨拶がありました。

 最後に学生代表の島田晴と活動リーダーの京免春樹に、活動メンバーより御礼のメッセージサプライズをして活動を終えました。

 天候不順により活動中止になりましたが、事前に下見、調整、準備等に御協力いただいた玉津小津漁業協同組合、滋賀県庁の皆さまに感謝申し上げます。

 モチベーションを高めて、活動に取り組んでいきたいと思いますので、今後とも宜しくお願いいたします。(同志社大学1年 岡本 彩永、立命館大学1年 脇田 茉美)