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守山市の野洲川河口公園でナガエツルノゲイトウ除去活動を行いました

 9月2日に滋賀県守山市の野洲川河口公園の樋門前水路にて、ナガエツルノゲイトウ(以下ナガエ)の除去活動を実施しました。滋賀県庁自然環境保全課2名、守山市の方5名、IVUSA学生13名、事務局1名、卒業生2名が参加しました。

 ナガエは〝地球上で最悪の侵略的植物“と言われるほど驚異的な繁殖力を持っており、特定外来生物に指定されています。ナガエが繁殖することにより生態系や水質を悪化させるだけではなく、船の運航の妨げになるなど多くの悪影響を琵琶湖にもたらします。

 今回の活動場所である野洲川河口公園の樋門前水路は、琵琶湖と内水路を繋いでいます。そこに繁殖しているナガエは雨天や強風、水路の流れにより琵琶湖や内水路に拡散する恐れがあります。

 また、今回の活動場所は公園内ということもあり、機械による除去作業が困難です。そのため、IVUSAの学生のマンパワーによってナガエを除去する活動をしました。

 今回の活動では、「除去」「袋詰め」「運搬」にそれぞれ学生が分かれて各班で連携しながら元気に活動を行いました。

 今回の活動は午前中、午後ともに猛暑での活動でした。しかし、学生同士で声を掛け合いマンパワーと熱意によって除去面積150㎡、除去重量1,500kg、合計201袋のナガエを除去する事に成功しました。

 閉会式では滋賀県庁中井様から、「前回の人数より少ないにも関わらず、多くのナガエを取れたのは、皆さんが経験を積んでやり方を考えて進化をした証拠だと思います。其々の場所で、色んな形で除去作業しながら、その場にふさわしいやり方を見つけ出して見事綺麗に仕上げてくれたことに対してびっくりしていますし、改めて感謝を申し上げたいと思います」との言葉をいただきました。

 ナガエの除去作業自体は、胴長での作業も湖底に足を取られ、また快晴であったこともあり大変でした。しかし、除去する前と後を比べるとこんなにも多くのナガエを除去し、本来の姿である湖を見たときには達成感を得ることができました。今回得た経験を活かし、来週の草津市での3日間連続でのオオバナミズキンバイ除去活動に向けても懸命に励み、綺麗な琵琶湖を取り戻したいと考えています。

 ナガエの問題はまだ解決していません。これからもIVUSAでは学生のマンパワーを活かし盛り上げながらナガエの除去活動を行っていきます。
 今回の活動でお世話になった関係者の皆様に深くお礼申し上げます。(東京都市大学2年 小川 翔世)

※この事業は平和堂財団環境保全活動助成事業「夏原グラント」の助成を受けて実施しています。