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日本財団「海と日本PROJECT」琵琶湖湖岸清掃活動2022

 3月23日から25日にかけて「琵琶湖湖岸清掃活動2022」が滋賀県彦根市から米原市間で行われ、学生68名、事務局1名が参加しました。

 今回の活動では、「コロナ禍でもマンパワーを発揮し、ゴミ問題を通してあらゆる人との架け橋を繋げることで琵琶湖を元気にする」というコンセプトで、活動前から準備を進めてきました。最終的に「琵琶湖のゴミをゼロにする」ということを目標にし、時折近くを通りかかられた地域の方々との会話を挟みながら、琵琶湖を元気にしたいという想いで清掃活動を行いました。

 初日はまず始めに彦根市にあるフレンドリーの里に到着後、開会式を行いました。活動のリーダーから挨拶があり、活動を始めるに当たっての気持ちを高めました。

 南グループと北グループに分かれ、それぞれバスで持ち場に移動しました。南グループは彦根市、北グループは米原市から両チーム合流に向けて清掃を開始しました。
 初日は天候が危ぶまれていましたが持ちこたえることが出来、天候が万全の状態で活動に挑むことが出来ました。隊員は隊員同士で会話し、親睦を深めながら清掃しました。

 2日目は前日の活動で時間に余裕がなかった反省点を踏まえ、効率よく清掃することを意識しながら活動しました。その結果、時間の大幅な遅れもなく活動を進めることができました。2日目であることもあり、声かけなども1日目より活発に行うことができ、作業効率向上に繋がったと感じております。
 北グループは米原区間の清掃を完了し、彦根区間の清掃に入りました。清掃区域が前日よりも広く、ゴミの量も多く感じました。一人では撤去できないような砂に埋まっている大きな粗大ゴミを隊員同士で協力しながら撤去する場面もみられ、隊全体が一致団結している雰囲気を感じられました。

 最終日である3日目では、学生2名が帰宅したため学生66名で活動しました。
可燃ゴミ不燃ゴミを持つ担当の人を決めて把握するなどの工夫をし、さらなる作業効率化を目指しました。

 最終日ともなると隊員の声かけにも力が入り、初日とは見違えるようでした。昼食時には活動のリーダーである木田優花(京都外国語大学4年)からサプライズで差し入れがあり、モチベーションを保ったまま午後の活動に挑むことができました。

 活動を見かけてくださった地域の方からは、「めちゃくちゃありがたい、頑張って」等の応援のお言葉をいただき、さらに清掃活動に身が入りました。
そして無事に傷病者を一人も出すことなく南と北のグループが合流し、3日間で予定していた約16kmの区間を清掃完了することができました。

 両チーム合流後はバスで彦根市にあるフレンドリーの里に移動し閉会式を行い、活動のリーダーの挨拶で3日間の活動を締めくくりました。

 この3日間で可燃ゴミを526袋、不燃ゴミを72袋集めることが出来ました。琵琶湖には様々なゴミがあり、特にペットボトルやたばこ、ビニール袋が多くあったように感じました。
 今回清掃できたのは彦根市から米原市の区間で、琵琶湖全体を清掃できたわけではありませんが「琵琶湖のゴミをゼロにする」という最終目標に向かって、一歩前進することができました。この最終目標を達成するために、これからも定期的な清掃活動を継続していく予定です。

 尚、この活動は日本財団「海と日本PROJECT」の助成を受けて実施しました。