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長野県北信地域森林整備活動11月派遣隊(2回目)

 11月27日、28日の2日間長野県信濃町にて、学生23名、事務局員1名、OG1名の計25名で実施されました。
 前回の11月13日、14日隊に引き続き、「人と森をつなげる」という達成目標のもと学生は「人と森が繋がる意義とは何か」を一人ひとりが考えながら活動しました。

 森林は、生物保全の場であり、水源涵養作用、物質生産などの働きがあります。一方で、倒木の放置、林業就業者の減少など様々な森林問題を抱えています。これらの問題を放置すると、森林の機能がうまく果たせなくなることによる悪影響が起こります。特に長野県は森林が土地の8割が占めているほど木々が多く、その分問題も大きいです。

 この現状から、長野県信濃町出身の大学生がIVUSAの夢企画として長野県北信森林整備活動を立ち上げ、今年は6次隊の活動となりました。11月27日、28日の活動場所は、長野駅から車で約1時間のところにある信濃町の町民の森で行われました。ここは冬限定の森林セラピーのコースとなっています。

 1日目は、森林セラピーの夏の新たなコースを作るために、伐採された木や枝を集めて別の場所に運ぶ作業を行いました。現地は雪で足元には10cmほど積っており寒かったため、活動前に準備運動をしました。

 また、歩きづらさや滑りやすさがある中での作業でした。 
 小さい枝や太い丸太のような大きいものまで様々なものがあり、大きいものは複数人で協力して運びました。声をかけ、励まし合いながら進めました。

 休憩の際は、この森で研修として森林セラピーを実施している企業さんから豚まんをいただきました。また、現地の方からお菓子とえんめい茶もいただき、みんな心もからだも温まりました。

 宿に帰ってからは冷えた体をお風呂で温め、調理チームが作った夜ご飯を食べ、体を労わりました。また、一日のふり返りとして、よかった点や反省点をみんなで共有しました。

 2日目は、活動場所を2箇所に増やし、藪刈りを行いました。現地の方にのこぎりの使用方法やどの藪を刈るのかについて説明をしていただきました。
天候に恵まれたものの、足元に積もった雪が残り手足が冷える中での作業となりました。前日の反省点を踏まえながら、学生一人ひとりが積極的に作業に取り組んでいました。また、作業時間外では、積もった雪で雪だるまを作るなど和やかな雰囲気も感じられました。

 11月27日、28日の活動では、長野県信濃町の町民の森で冬だけでなく、夏にも森林セラピーが行えるように新たな道を作ることを目的に行いました。活動前は藪や枝が多くありましたが、活動後はそれらがすっかりなくなり遠くの方まで見渡せるようになりました。成果を目の当たりにして、とても達成感がありました。

 現地の方から”私たちが活動した町民の森で、森林セラピーを体験したひとりでも多くの人が心から健康になることで、社会にプラスの循環が生まれる”というお話がありました。この活動には見える成果だけでなく、これから生まれる見えない成果や繋がりがあるのだと気付かされました。半年後、1年後がより一層楽しみになりました。

 第6次隊長野隊は、地域の方々、協賛してくださった企業様、OGの方がいてくださる大変恵まれた環境の中で活動をすることができました。
 この縁を途絶やすことなく、次に繋げていきます。
 最後になりますが、この活動に携わってくださった全ての方々に感謝申し上げます。