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第2回子どもカンファレンス

 8月22日に「第2回子どもカンファレンス」を実施しました。
 現在、IVUSAでは生活困窮家庭や児童養護施設の子ども対象の学習支援を各地で行っています。この近年改善傾向にはあるとはいえ、今なお7人に1人の子どもが貧困状態にあり(2019年13.5%)、またコロナ禍で子どもたちが多くのストレスを抱えていると指摘されています。

 そこで、現在子どもたちが置かれている社会的状況を学ぶとともに、現在実施している学習支援の活動の事例を共有する「子どもカンファレンス」を8月21日にオンラインで開催し、学生22名とOG1名が参加しました。

 まず、NPO法人豊島子どもWAKUWAKUネットワーク理事長の栗林知絵子さんから外国にルーツを持つ子どもたちが置かれている状況についてお話を伺いました。コロナ禍で経済的に困難な状況に置かれている在留外国人の家庭も多く、子どもたちだけでなく、親の支援も必要となっています。
 その中でも豊島子どもWAKUWAKUネットワークが行っている外国ルーツの子どもたちへの包括的な支援活動「WAKUWAKU×ルーツ」(ワクワク・クロス・ルーツ)の活動を紹介していただきました。外国ルーツの子どもたちの現状を初めて知る参加者もおり、今後IVUSAとしても何か一緒に活動していきたいと考えています。
 https://toshimawakuwaku.com/wakuwakucrossroots/

 そして、新潟県見附市の児童養護施設・聖母愛児園園長の平原富江さんにお話いただきました。
 IVUSAは愛児園で2013年から定期的に交流プログラムを行っており、7月からはオンラインの学習支援も始めました。今、児童養護施設においては発達障害をはじめとする医療的なケアを必要とする子どもも多いという現状や、学習支援をしている子どもたちの様子も教えていただきました。 
 https://www.ivusa.com/?p=13107

 休憩の後、IVUSAが現在行っている活動の紹介がありました。
〇京田辺市・泉大津市での生活困窮家庭の子ども向けの学習支援・居場所事業
〇京都市「だいご地域活動若者応援隊」
〇長岡市・見附市での児童養護施設の子どもたちとの交流キャンプ・オンライン学習支援
〇熊野市での減災チャレンジキャンプ

 子どもの教育支援の活動はその性質上、継続的にかかわることが多く、他の活動について知らないという参加者も多かったのでお互いに刺激になりました。

 最後に、グループワークで、それぞれの活動ごとでより詳しい紹介や感想のシェアなどをしました。
 今後もこのようなワークショップを継続的に実施していく予定です。