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琵琶湖清掃を実施しました

 3月16日、滋賀県米原市から長浜市の琵琶湖沿岸で「琵琶湖清掃活動」を実施しました。IVUSA学生59名、事務局1名で活動しました。今回の活動では可燃ごみ101袋分、不燃ごみ81袋分、その他傘やタイヤなどのゴミを回収することができました。
 
 今回の活動は、コロナ禍で大規模なボランティアの実施が難しくなっている中、「学生が熱意とマンパワーを生かして清掃活動に取り組み、その姿を発信することで社会に元気を届ける」という目的のもと実施されました。活動にあたっては感染症対策を徹底し、十分にソーシャルディスタンスを保って進めました。

 開会式では、今回の活動のリーダーである三田和佳(立命館大学4年)から、今回の活動に対する意気込みや当日の注意点などの話がありました。

 学生たちは各々活動への意識を高め、スタート地点へと向かいました。
 その後、班ごとに分かれてスタート地点である米原市南端から清掃活動を開始しました。

 活動では、各班5、6人、計10班に分かれて、感染症対策を徹底しながら、それぞれ間隔を空けて清掃を行いました。一人ひとり黙々と作業をする班や、班内で協力しあって作業する班など、班ごとに様々な活動への取り組み方が見られました。

 昼食後、リーダーの三田和佳を囲み、午後の活動に向けての気力を高めるため、円陣を組みました。

 午後の活動では、午前中に比べて一層ゴミが多く落ちている場所を、午前と同じく班に分かれて清掃しました。早朝からの作業ということもあり、学生の中には疲れの色も見え隠れしましたが、落ちているゴミの量を見てどの班も「きれいにしてやるぞ!」と再び気合いを入れて作業に取り組む様子が見られました。

 午後5時の活動終了まで、学生たちは手を止めることなく懸命に落ちているゴミを拾いました。活動前と活動後では、落ちているゴミの量の差は歴然で、学生たちの手によって、大量に落ちていたゴミは回収され、きれいな湖岸になりました。

 午後5時に活動を終えた後、さいかち浜の沿岸で、拾った海洋ゴミを「Y4B」の形に並べ、撮影する企画を行いました。「Y4B」とは、「Youth for the Blue」の略称で、IVUSAにおける若者の海洋ゴミ問題に関する取り組みを指す言葉です。海洋ゴミを並べて作った「Y4B」の文字を参加した学生全員で囲んで、最後に記念撮影を行いました。

 そして、撮影した写真は参加した学生個人のSNSでそれぞれ投稿し、今回の活動を発信、そして学生のパワーを社会に届けていきます。

 夕食後、18時30分頃から長浜市さいかち浜で閉会式を行いました。
 閉会式では今日の回収量の成果が報告されました。

 海洋ゴミ問題が深刻化し、環境に様々な影響を及ぼしています。2050年には魚より海洋ゴミの方が多くなると言われているほど、プラスチックゴミは増え続けており、漁獲量の減少、さらには海の景観悪化、生態系の破壊などに直結する問題を引き起こすとされています。
 平年とは異なり、一日という短時間の清掃活動ではありましたが、学生たちは皆それぞれ、琵琶湖を少しでもきれいに、そして学生のパワーを社会に届けるという気持ちで活動しました。
 コロナ禍の中で、学生たちに何ができるのかを考え実践し、学生たちがもつパワーを活かして今後もよりよい社会のために活動していきます。

 最後になりましたが、今回の活動にご協力いただいた方々に心より感謝いたします。ご協力、本当にありがとうございました。今後ともよろしくお願いいたします。(同志社大学1年 三田村 幸菜)

 尚、この事業は日本財団「海と日本プロジェクト」の助成を受け、実施しました。

===ご協力いただいた皆様(順不同・敬称略)===
・日本財団
・米原市
・長浜市