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「春くまるしぇ~学生が熊野市のまるしぇを作ってみたら〜」を開催しました

 3月14日、オンラインにて「春くまるしぇ〜学生が熊野市のまるしぇを作ってみたら〜」を開催し、学生22名、一般参加者26名、事務局員1名の計49名が参加しました。

 今回の活動では、オンライン上で学生が熊野市に縁のある業者と一緒に商品や地域の魅力を発信することで一般の方向けに熊野市をPRする企画としていくことを目指し、特に今回は第1回目として今後の企画の発展につながる知見を集めるための試行と位置付けて活動しました。

 今回の企画は大きく、(1)学生目線での魅力発信セミナー、(2)地元業者と発信するオンライン市場、(3)1人称視点で疑似訪熊体験ができるオンラインツアーの3つを用意しました。

(1)学生目線での魅力発信セミナー
 学生がなぜそんなに熊野市に行き続け、熊野市の活性化に取り組み続けるのか。そこに、来場者にお伝えすることで知っていただける熊野市の魅力があると考え、学生目線から見た熊野市の魅力や、熊野市での活動に対する熱意を発信するコンテンツとして実施しました。

 第1弾では今回の企画のリーダーである迎瞭太(同志社大学3年)がこの企画を始めるに至った経緯や熊野市に訪れて感じたことなどを話し、紹介しました。

 第2弾ではコロナ禍でIVUSAに入会した2名の大学1年生が感じているボランティア活動に対するリアルな思い、熊野市の活動に関わりたいと思ったきっかけや、触れていく中で感じている熊野市の魅力などを、フレッシュさとともにお伝えしました。

(2)オンライン市場
 “熊野で育まれ製造された商品を愛し、生業として製造し続けてきた地元業者様の想い”と、“よそ者学生が感じた魅力”という2方向からの魅力を来場者に伝えるコンテンツにより地元産業の活性化につなげることを目指して実施しました。

 今回は創業50年お菓子を製造し続けている糸川屋製菓株式会社様、川魚の女王・アマゴの養殖と加工、販売をされている有限会社赤倉水産様の2業者と協力して場づくりをさせていただきました。

 糸川屋製菓株式会社様とは、実際に商品をいただいた学生による味や見た目の感想やアレンジレシピなどの情報をお届けし、商品の魅力を参加者の方々に知っていただける場となりました。セミナーの後には糸川佳男社長自ら商品を紹介する場を設け、来場者の皆さまと相互にやり取りをしながら魅力を伝えることができる場となりました。

 有限会社赤倉水産様とは、学生が熊野市を訪れ赤倉水産を訪ね、その魅力を知っていく様子を物語調で紹介して疑似体験ができるコンテンツとなりました。アマゴの養殖池やアマゴが育った豊かな自然、生産者とその周りの熊野市の方々の温かさ、アマゴのイクラや白子料理も含むアマゴ料理の数々、そして今回販売したアマゴの塩焼きの製造工程を紹介しながら、熊野市の自然に育まれた商品とその魅力を伝えることができる場となりました。

(3)1人称視点で疑似訪熊体験ができるオンラインツアー
 15時30分より約1時間程度、熊野の著名な観光スポット巡りを体験するオンラインツアーを行いました。そこでは、山・川・海という自然に囲まれた熊野市の大きな魅力の一つである海産物の漁法のひとつである定置網漁、日本棚田100選のひとつでもあり市民に守られてきた棚田・丸山千枚田、熊野市の夏の一大イベントである10万人以上の観光客が訪れる場・熊野大花火大会の3つを紹介しました。
 学生が実際に熊野に赴き、1人称視点で撮影した臨場感のある動画を、学生によるナレーションと共に参加者の方々に楽しんでいただきました。熊野に実際に旅行しに行っているような気分を味わっていただき、「実際に行ってみたい」との感想をいただくことができました。

 熊野大花火大会についての紹介では、花火大会の観覧場所である七里御浜やその周辺にある名勝である獅子岩など、花火大会以外の熊野の魅力もお伝えしました。
また、花火が打ち上がっている映像だけではなく、IVUSAと熊野大花火大会との関わりなども紹介させていただきました。

 来場者の皆さんが退出された後には閉会式を行い、今回協働をさせていただいた熊野市観光協会熊野市地域おこし協力隊・田中順子さん、糸川屋製菓株式会社代表取締役社長・糸川佳男さん、有限会社赤倉水産代表・中平孝之さんからご挨拶を頂きました。

 また、今回の企画のリーダーである迎暸太(同志社大学3年)から、今回の企画の作り手となった学生たちに向けて「今回のオンラインマルシェの活動をこれからのボランティア活動や生活などに活かして欲しい」と挨拶がありました。今回の活動で得た知識や経験を糧にして、今後の熊野市の活性化に少しでも寄与できるよう、尽力して参ります。

 最後になりましたが、本活動にご協力いただいたすべての方々へ、この場をお借りして厚く御礼申し上げます。