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>ID/パスワードを忘れた方はこちらから11月28日に滋賀県守山市の芦刈園の浄化池にて、玉津小津漁業協同組合の漁師14名、認定NPO法人びわこ豊穣の郷2名、滋賀県自然環境保全課2名、IVUSAの学生11名、事務局1名、計30名で、特定外来生物オオバナミズキンバイ(以下オオバナ)の除去活動を実施しました。
今回の活動場所である芦刈園は、約10,000本ものあじさいが植栽されている自然公園です。またその中にはヨシが生えている浄化池があり、魚の産卵場所や琵琶湖の水質保全といった役割を担っています。
しかし、その浄化池にオオバナが繁殖することで、水質や景観の悪化、生態系への悪影響といった被害を引き起こしています。そこで今回、浄化池に繁殖しているオオバナを完全除去することを目的に活動を行いました。
新型コロナウイルスの影響があるため、まずIVUSAの参加者で、除去活動中における3密を避ける注意点について考え、感染予防の意識を高めていきました。
開会式では、玉津小津漁業協同組合の田中組合長より、芦刈園の浄化池内でのオオバナ除去活動の作戦を説明していただきました。
午前9時より、浄化池内では漁師と滋賀県庁職員とIVUSAで、浄化池内一面に繁茂するオオバナを根こそぎ除去していきました。浄化池での除去作業は、胴長がぬかるみにハマり困難でしたが、根気よく一本一本抜いていきました。作業の終わりには、千切れた茎などが残らないように網で回収しました。
回収したオオバナは、トロ箱に入れて、陸まで引き上げました。
引き上げたオオバナは、トラック・船に積込み、赤野井漁港まで運搬していただきました。
赤野井漁港では、漁師と認定NPO法人びわこ豊穣の郷の方々に、オオバナに付いた泥を洗浄し天日干しする作業をしていただきました。これらのオオバナは、乾燥させた後、焼却処分されます。
午前中の2時間の作業の結果、約90㎡のオオバナを除去することができました。
閉会式では、玉津小津漁業協同組合の田中組合長から、「あれだけの量のオオバナを、漁師だけで除去するのは大変な作業であるため、学生の若い力を借りることができて本当に助かった。また一緒に活動を行ってほしい」という言葉をいただきました。
またIVUSAの活動リーダーから、「IVUSAの学生も、コロナウイルスの関係で大人数でのマンパワーをかけた活動ができない状況ではあるが、今日のように少人数でも、漁師さんたちと協力して大きな成果を出すことができた。継続的に活動を行い、完全除去を目指したい」との挨拶がありました。
その後、IVUSAの学生間で、今回の活動のふり返りを行いました。参加した1年生からは、「少人数での実施であったにもかかわらず、芦刈園のため池一面に繁殖していたオオバナがみるみるなくなっていく様子に大きな達成感を感じた」といった声がありました。
またある3年生は、「今後も参加してくれた1、2年生に、オオバナ除去活動のノウハウを引き継いでいきたいと思う」と話していました。
最後になりますが、今回の活動実施にあたり協力してくださった玉津小津漁業協同組合、認定NPO法人びわこ豊穣の郷、滋賀県自然環境保全課の皆様、本当にありがとうございました。今後ともよろしくお願いいたします。
※感染防止対策として主催者、自治体、各大学のガイドラインに従って活動を実施しています。
※びわ湖チャリティー100km歩行大会の寄付金を受けて活動しました。