NPO法人国際ボランティア学生協会公式ウェブサイト

会員の方はこちらから

>ID/パスワードを忘れた方はこちらから



第7回山形県日本海沿岸清掃活動

 11月7日と11月8日の2日間、山形県酒田市にて第7回日本海沿岸清掃活動が実施され、山形県内のIVUSAの学生13名、山形県内の一般学生22名が参加しました。

 この活動は、昨年発足したIVUSA山形酒田支部の学生と地元の学生が、共に海洋ゴミ問題の知識を深め、地元住民だけで問題を解決することができるような繋がりの輪を広げるという目標を掲げ、実施されました。

 活動初日は、山形県酒田市の酒田海洋センターにて結団式を行いました。結団式では、まずカウンターパートであるNPO法人パートナーシップオフィス理事の金子博さんからご挨拶をいただいた後、活動のリーダーである佐藤新(東北公益文科大学3年)や活動幹部たちから意気込みの発表がありました。その後アイスブレイクを行い、学生同士交流を深めました。

 午後からは宮之浦海岸で清掃活動をしました。清掃ボランティアに初参加の学生もいる中、近くの隊員と声を掛け合いながら全員で多くの漂着ゴミを拾うことができました。中々天候が安定せず、予定より清掃時間が短くなってしまいましたが、横1列に並び、効率的にゴミを拾うことができました。

 2日目午前は東北公益文科大学にて講義を受けました。金子博さんからは、海洋プラスチックゴミ問題の基礎的な知識やSDGsなどの国際的な取り組み、NPO法人パートナーシップオフィスが行っている取り組みなどについてお話をお聞きしました。

 また、合同会社とびしま共同代表の松本友哉さんからは、実際に飛島で行っている事業についてお話をいただいた後、今後飛島でやってみたい事業を班で考え、提案しました。学生ならではのアイデアを沢山出すことができました。

 2日目午後も海岸での清掃活動の予定でしたが、かなりの強風だったため、防風林に囲まれた、海岸までの道を清掃しました。短時間の清掃でしたが、防風林の入り口から海までの道を綺麗に清掃することができました。

 夕方に行われた解団式では、今回活動のリーダーである佐藤新(東北公益文科大学3年)から、一般的にみればゴミ拾いはあまり楽しめるものではないと思う。しかし、今回参加してくれた方々が楽しかったと言ってくれたのは、皆さんにボランティアを楽しむ才能があるから。今回感じたことを忘れず、今後に活かしていってほしいという挨拶がありました。

 2015年から始まったこの活動は、これまでに多くの関東関西のIVUSA会員が参加してきましたが、今回は新型コロナウイルス感染予防のため、初めて山形の学生だけで活動を実施しました。規模は小さかったものの、地元学生だけで活動を実施できたのは、本当に大きな進歩になったと感じています。

 IVUSAのミッションである「熱意は人を動かし、社会を動かす」。

 山形酒田クラブの会員のほとんどは、これまで行われてきたこの活動で心を動かされIVUSAに加入し、現在も活動を続けています。ミッションの通り、熱意によって心動かされた私たちが、今度は周りの人たちに熱意を伝え、心を動かす。この繋がりがもっともっと広がるよう、これからも私たちは進み続けます。(東北公益文科大学3年 白川 祐衣)

【プロジェクトマネージャーより】
 今回の活動はコロナウイルスの影響により、山形県の学生のみが参加する活動となりました。2日間の清掃活動とワークショップを通して、改めて海洋ゴミ問題の大きさを感じ、地元の問題に対して自分はなにができるのかを考えました。
 山形の学生だけでも、活動を完遂できたことを嬉しく思います。

 多くの皆さまからのご支援、ご協力頂けたことにより最高の活動をすることができました。心より感謝申し上げます。誠にありがとうございました。(東北公益文科大学3年 佐藤 新)

※この活動は日本財団の「海と日本プロジェクト」の助成を受けて実施しています。