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>ID/パスワードを忘れた方はこちらから活動期間:2003年7月29日(火)~8月1日(金)
活動場所:宮城県矢本町
参加人数:8名
協力:財団法人車両競技公益資金記念財団
7月26日。宮城県北部を震源地する震度6弱を超える地震が連続して起こりました。この地震による被害は、負傷者649人、全壊家屋は1,046世帯に達するものでした。
地震発生から3日後の7月29日。まだ余震の続く中、私たちは宮城へと向かいました。現地では、被害も大きく人手も足りていなかった矢本町にて、役場に設置された災害対策本部と連携を取りながら救援活動を行いました。作業は、地震により大量に発生したごみの運搬、散乱した部屋の片づけ、避難所などでの食事の配膳、土砂の撤去、タンスや家具の運び出し等でした。
目の前に広がる風景、住民の方の様子、お話。そして、私たちが現場に入ってからもなお続く余震。それは現実であるとともに非日常で、たった5日間しか現地に居ない私でさえ、頭では理解していても受け止めきれないほどのものだった。
「何ができるかはわからない。けれど、何かしたい」ただその一心で被災地へと向かった私たち。果たしてどれくらいのことができたのかは分からないまま、宮城での活動は終わりました。
そして後日、今回の派遣でお世話になった矢本町役場の方から1通のメールが届きました。
「今回は本当にありがとうございました」
たった1行の、この短い言葉に込められた意味と気持ちは、大きいです。私たちが今回救援活動に行った意味。それは、「ありがとう」の言葉の中にこそ、存在し得るのかもしれません。