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竹林整備活動(こどもの国)

 9月7日から8日の2日間、学生64名と事務局2名は神奈川県横浜市青葉区にある児童養護施設「こどもの国」での竹林整備活動を行いました。
 広い敷地に対して園内の整備は少数のスタッフで行っており、整備作業が大きな負担になっています。園内整備のお手伝いをすることによって子どもたちが元気に安心して遊べるような環境を作っています。整備しなければならない竹林は膨大にあり、すべて整備し終わるのに10年かかると言われています。

今回の活動の目的は、「こどもの国の景観を保護し、学生ひとりひとりが安全を考える」ことでした。竹林を整備し、こどもの国からのニーズである景観の保護をするとともに、ケガなく安全に活動することを目指しました。

 1日目は、当協会の学生56名、事務局員2名の合計58名での活動を実施しました。景観保護のために整備が必要な現場と、新たに依頼された安全確保のために整備が必要な現場の、2つの現場に分かれて整備活動を行いました。

 竹林整備は、少しの油断が大きな事故に繋がりかねない作業であるため、少しでもその危険性を下げ、作業の効率性を上げるため、切り方の研修を作業開始前に実施しました。学生たちは、研修を通して学んだ危機予測や竹林整備の注意点を意識して、安全に作業しました。作業後のミーティングでは、実際に現場で作業した感想と、作業中に起こりうるリスクについて話し合いをしました。

 さらに今回は、竹を材としての有効活用を構築し、他の社会問題の解決を補助するマルチツールとしての利用法を企業と一緒に取り組む試みが行われました。今回の整備で切った竹を「株式会社ファーマーズマーケット」の協力で粉末化し、熱を生む堆肥として、発酵後には肥料として、財にする循環を生もうと取り組みました。

 2日目は、新しく10名の学生が合流し、IVUSAの学生60名、事務局員2名の合計62名で活動を実施しました。台風が接近しているという事から、作業は午前中だけとなりました。

 学生たちは、1日目と現場を交換して作業しました。新たに合流した学生は、切り方の研修を受けてから作業に合流しました。作業終了時間が早くなり、切った竹をすべて片付け安全な状態にできるよう協力して切った竹の運搬、枝打ち、切り株の処理をする作業をしました。
 全作業終了後には、こどもの国施設管理部の梅澤淳さんから、「大きな怪我も無く活動を終えることができてよかったです。ありがとうございました。帰りも台風に気をつけてください」とのお言葉を頂き、今回の竹林整備活動合宿が締めくくられました


 
 最後になりますが、この場をお借りして本活動へのご支援とご協力いただいた皆様に心よりお礼申し上げます。(神奈川大学3年 原口 明友香)