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>ID/パスワードを忘れた方はこちらから 8月29日から9月3日にかけて、フィリピン・マニラにてフィリピン減災・環境保全活動スタディツアーを行いました。活動には、学生9名、事務局2名が参加しました。
この活動は、「持続可能で災害に強いコミュニティモデルの形成」を目指し、「防災に向けた次の一歩目を大きく、さらに住みよい明日へ」を目的として行いました。
1日目は、成田国際空港からフィリピン、ニノイ・アキノ空港へ移動しました。その後宿舎となるアテネオ大学の寮へ移動しオリエンテーションを行いました。
オリエンテーションでは簡単な自己紹介やアクティビティを通じてお互いのことを理解するとともに、これから活動を行う隊のチームとしての団結を深めていきました。
夕食後には現地のコーディネーターであるアンヘロさんからIVUSAと共に活動しているBinHiについての簡単な説明を受けてこの日の活動を終えました。
2日目は、フィリピンで防災啓発やコミュニティ開発をしている ACCORDの方に、IVUSAが実施している減災ワークショップの発表をしました。
午前中は発表に向けての練習を行い、午後は発表を見ていただき、フィードバックをいただきました。隊員たちは慣れない土地での英語での発表で緊張していましたが、無事発表を行うことができました。
その後は、アテネオ大学内を散策し、現地のコーディネーター、アンヘロさんからBinHiやこれまで活動を行ってきたラオー市について質疑応答の形でお話を聞きました。
3日目は、ラオー市から来た方々とIVUSA・BinHi・KADREの3団体で結んだMOU(基本合意書)や3か年計画のそれぞれできたこととできなかったことの共有を行いました。
午前中はIVUSAの学生でこれまでの活動をふり返り、MOUの達成状況を確認し、午後話し合いを行いました。これまでの活動を評価し 、これからを真剣に考えるとても貴重な良い機会でした。
また午前中には、現地コーディネーターアンヘロさん案内のもと2009年の台風オンドイにより氾濫した川を見に行きました。
4日目は、3日目に引き続き話し合いを行いました。ラオー市のユースとIVUSAの学生との話し合いでは、これからどのような防災・環境保全活動を行っていきたいかについて話しました。
午後はイントラムロス観光をしました。サンチャゴ要塞、フィリピン独立の英雄ホセ・リサールの博物館、マニラ大聖堂、第二次大戦のマニラ戦記念碑の見学を通じてフィリピン近現代を学びました。
アテネオ大学の寮に戻った後はIVUSAのOGであり現在フィリピンで働いている前川亜希子さんにフィリピンについてお話を聞きました。フィリピンに住んでいるからこその視点からお話しを聞け、とても興味深かったです。
5日目は、午前中にデ・ラ・サール大学を訪問しました。そこでは大学内のボランティア団体であるCOSCA-LOVEに会い、お互いの団体紹介やこれからどんな分野で協力できるのかを話しました。
他にも大学のセキュリティオフィスの方から大学の防災についてのお話を伺い、大学内を見学しました。
午後はフィリピン最大級のショッピングモール、MOA(モール・オブ・アジア)で買い物をしました。隊員が活動に参加することを支援してくれた保護者の方をはじめとした多くの方々へ感謝をこめてお土産を買いました。
MOAの近くで見れる有名なマニラ湾での夕陽は残念ながら見れませんでしたが、最後にデ・ラ・サール大学の学生たちがお見送りに来てくれ、また会おうと話すことができ、次の活動への期待が膨らみました。寮に戻った後はお疲れ様会と感想の共有をしました。
6日目はフィリピン、ニノイ・アキノ空港から成田国際空港へ移動し、無事解散しました。
6日間の活動の中で、過去の活動を見直し、これからの活動について考えたことで、活動自体やフィリピンの人々、参加した隊員が次の一歩を踏み出すことができました。持続可能で災害に強いコミュニティモデルの形成に向けてさらに進んでいけるようにこれからも活動していきます。(東洋大学2年 西村 知恵)