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新潟県長岡市「長岡まつり」活性化活動

 8月1日から8月4日にかけて、新潟県長岡市にて長岡まつり活性化活動が行われ、学生154名が花火大会会場の設営や運営のボランティアとして参加させていただきました。この活動は「長岡の若者との関係を深め、長岡の未来を共に受伝える」という目的を掲げ、実施されました。

 活動初日は、シティーホールのアオーレ長岡にて長岡空襲、震災の復興の歴史、長岡まつりの起源、背景などの平和学習を行い、長岡まつりへの理解を深めることができました。

 その後、長岡空襲で多くの方々が犠牲になった柿川で慰霊の燈籠流しを実施しました。また、慰霊の意味を込めた神輿を地域の方々と一緒に担ぎ、長岡の平和への熱意を肌で感じることができました

 活動2日目、3日目は4つの現場に分かれて活動しました。コンベンション施設であるハイブ長岡では、子どもたちと一緒にペーパークロマトグラフィーやミサンガなどをつくるIVUSA主催の企画を実施し、地元の子どもたちや保護者の方との交流を深めることができました。

 フェニックス観覧席では来場者の誘導や応対を担当しました。今年は炎天下の中での活動でしたが、休憩をこまめにとり、体調確認を徹底しながら元気に活動することができました。
 フィールドワークでは、長岡戦災資料館、長岡震災アーカイブセンター「きおくみらい」に行き、長岡の地震や空襲の苦しい過去からの復興の歴史を学び、長岡の知識をより深めることができました。

 そして、夜には、新潟県中越地震からの復興祈願のためのフェニックスを始めとする多くの花火が打ち上げられました。その後、「みんなであげようフェニックス」の掛け声のもと、フェニックス打ち上げのための協賛金の募金活動を行いました。来場された方々の感謝の言葉を受け、長岡の人たちの優しさを肌で感じることができました。

 最終日となる4日目はお世話になった宿舎の清掃後、長岡の方々と大交流会を行いました。
 活動に関係された方々の話の後、フェニックス花火のBGMとして使われている「Jupiter」を歌っている平原綾香さんから「今後の活動も是非頑張ってほしい」との言葉をいただき、学生は来年の活動への参加の思いを強めていました。

 また、今年は初めての意見交流を行いました。長岡まつりのために学生はどのように貢献できるのか、今後発展させるために必要なことを地域の方々と議論し合いました。学生と地域の方が考えていることの差に驚きを感じた学生も多く、積極的に意見交流をしている様子がありました。

 この活動を通して、今までの先輩方が長岡との関わりを真剣に続けてきたからこそ、10年という年月の間、活動に携わることができたのだと実感しました。多くの人の汗と涙があり、今の長岡まつりが運営されています。これを開催し続けることで、地域の方の思い、今までの歴史、背景を伝え、訴えていくことが出来ます。今後もこの活動に携わることができるよう、繋げていきます。(拓殖大学2年 柴田 華野)