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>ID/パスワードを忘れた方はこちらから6月23日、滋賀県守山市赤野井湾にて、赤野井湾再生プロジェクト主催のびわこ湖底ごみ回収大作戦が行われ、行政、地元の環境団体、漁業関係者、企業、IVUSA学生38名を含む、総勢約180名が参加しました。
マイクロプラスチックごみによる環境汚染問題は、G20大阪サミット (20ヶ国・地域首脳会議)で主要議題にあがるなど、日本だけでなく世界的にも深刻な環境問題とされています。今回の清掃活動は、赤野井湾の湖岸や湖底のごみの回収、また琵琶湖でのプラスチックごみの実態把握に向けた調査を目的に行われました。
開会式では、滋賀県知事の三日月知事から、「新たなテーマプラスチックごみに関し調査・対策を講じていき、みなさんの力で琵琶湖の健康状態をさらに改善できるよう頑張っていきましょう」と、また守山市宮本市長からは、「ゴミを捨てない、廃プラスチックを活用していく社会を共に目指したい。今回の活動もその一助になれば」との激励の言葉を頂きました。
救命胴衣と胴長を身に着けて乗船し、それぞれの作業場所に向かいました。
作業場に着くと船から降り湖に入ってレーキを使用し、湖底のプラスチックごみや缶など、たくさんのごみを回収しました。湖底には泥がたまっており、足がとられ身動きが取りづらくごみの回収はとても困難でした。
活動中、漁業組合の方々に、赤野井湾のごみ問題についてお聞きしたところ、「去年もこの場所で清掃したけれど、今年もまた同じ場所にごみがたくさんある。きりがない」と話されていました。
今回の活動では、約3時間の作業でごみを総量322㎏回収しました。そしてその中約6割はペットボトルやビニール袋などプラスチックごみが占め、深刻な状況が浮き彫りになりました。 県担当者の方は、「調査結果を基に効果的なマイクロプラスチックの抑制策を検討し、美しい琵琶湖を取り戻したい」とお話していました。
午後からは、初めて活動に参加した1年生と清掃活動を振り返り、琵琶湖のごみ問題について改めて考え、私たちができることは何かを考え、話し合いました。
そして、ごみ問題以外にも環境問題になっている外来水生植物のオオバナミズキンバイについてもグループに分かれて話し合い、オオバナミズキンバイの除去活動が始まった経緯、背景、知識を学びました。(立命館大学3年 角田 和真)
【プロジェクトリーダーより】
今回、初めて琵琶湖の湖底ゴミを除去する活動に参加させていただいて、小さいエリアだけでこんな取れるのかと驚きを隠せませんでした。
IVUSAでもオオバナミズキンバイだけでなく、琵琶湖の湖底ゴミも市、県、環境団体、企業と協力し合い携わってみたいと思いました。
最後になりますが、本活動に参加させていただき有難うございました。この場をお借りして、深く感謝申し上げます。(京都大学3年 中村 天平)
●主催
赤野井湾再生プロジェクト
●参加団体
滋賀県・守山市
赤野井自治会・荒見自治会・稲葉自治会・金森自治会・杉江町・杉江町自治会・立入自治会・本町自治会・山賀自治会・欲賀町自治会
おうみ未来塾・近江守山ライオンズ・滋賀SDGsイノベーションハブ・積水化成品
日赤奉仕団・びわこ豊穣の郷・守山漁港・守山市ごみ・水環境問題市民会議
守山南部土地改良区・夢・びわこ・ローズユニバース・(株)清原
玉津小津漁業組合・積水化成品工業・(株)日吉・IVUSA