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>ID/パスワードを忘れた方はこちらから 12月12日(日)に滋賀県長浜市湖北町にてヨシ刈りが行われ、100名の学生が参加しました。
今までに、他の団体が主催するヨシ刈りに参加したことがあったのですが、今回はIVUSAが主催して初めてヨシ刈りを行いました。
ヨシは、育成時に水の中のリンや窒素を吸収して河川の水を浄化する働きがあり、魚や野鳥の棲みかとなる大変貴重な植物です。琵琶湖沿いに生息するヨシも、琵琶湖の水質や生態系の保全に役立っており、この時期に枯れたヨシを撤去することによって、来年また立派なヨシが育ちます。
現場に到着してすぐに開会式が行われ、リーダーからの挨拶がありました。そして、カウンターパートとして、今回の活動実施に協力してくださった淡海環境保全財団の田井中さんからヨシについての説明を受け、ヨシの刈り方、注意事項などを教えていただきました。
ヨシ刈りについての説明をする田井中さん。
開会式のあと、3つの現場に分かれて作業を開始しました。
自分たちの身長の2倍もあるヨシを刈り、それを綺麗に束にして縛っていきます。
ヨシを刈る班と縛る班、そして周りに生える雑草を刈る班に分かれ、作業を進めていきました。
ヨシを刈っている様子。
大きいヨシを綺麗に束ねて運ぶことや、ヨシに似た植物もあり、それを選別して刈っていくのが大変だったようです。
午前と午後の3時間程の作業の結果、生い茂っていたヨシが刈られ、琵琶湖の美しい景色が見えるまでになりました。
琵琶湖沿岸から1mは野鳥の棲みかとしてヨシを残しておきます。
午後3時頃からは、3つに分かれていたグループが1か所に集まり、100人全員で作業をしました。長い作業時間で疲れているにもかかわらず、皆そんな表情は見せず、完全撤去という目標に向かって声を掛け合い、お互い励まし合いながら元気に作業をしました。
100人が一丸となって作業した結果、当初予定していた範囲以上のヨシを完全撤去することができました。土手の上から見ると、活動の成果が目に見えてわかり感動しました。
最後に、ヨシを持って皆で記念写真を撮って活動が終了しました。(立命館大学2年 川上 真央)
【プロジェクトリーダーより】
琵琶湖周辺に無限に生えるヨシ。
私たちは琵琶湖を守るため、恩返しをするために5時間ヨシを刈り続けた。刈り終わった後には、あんなに生えていたヨシがなくなり素晴らしい景色が見えていた。しかし、撤去できたのはほんの琵琶湖のほんの一部。
私たちは今回得た思いを絶やさず琵琶湖保全に努めていきたい。(立命館大学2年 西田 莉子)