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大阪府泉大津市から委託を受け、生活困窮世帯の子どもの支援事業「おおつっこ未来サポートハウス」を始めます

 大阪府泉大津市にて、経済的な理由で様々な課題を抱える子どもたちに対し、居場所支援・学習支援・体験支援・キャリア支援を通した包括的な支援を行うことを目指した事業を始めることが決まりました。
 この事業は、泉大津市から業務委託を受け、実施するものです。

 「未来サポートハウス」という名称には、子どもたち自身が将来を考えたり、現状を変える力を養ったりできるような“未来をサポートする”場であるとともに、子どもたちも関わる学生も家族のようなあたたかな関係性を結ぶ場であり、一方的に「教える」だけにはとどまらない、子どもたちの第三の居場所=家とするという想いを込めています。

 日本では生活保護世帯で育った子どもの約4分の1が、大人になって再び生活保護を受けると言われ、育った家庭環境が世代をこえて連鎖する「貧困の連鎖」が問題となっています。 その背景には、生活困窮家庭の子どもたちが社会的に孤立しやすいこと、学習機会も含む「機会の貧困」が起きやすいことなどがあります。
 この事業では、そうした状況にいる子どもたちに対し、家庭と学校に次ぐ第三の居場所を提供するとともに、学習の場、様々な体験の場、自分の未来を考えるキャリア教育の場を提供するプログラムを通して、子どもたちの未来を広げ、つなげていくことを目指しています。

 IVUSAでは、2014年9月より京田辺市の、2017年5月より大津市2箇所の委託を受け、生活困窮世帯の子どもを対象とした学習支援事業を実施しており、生活困窮世帯の子ども向けの支援事業(未来サポート事業)としては3件目の受託となります。

【これまでの未来サポート事業実績】
■京田辺市 毎週2回、2014年9月から2019年3月の4.5ヵ年で、375回、計582.25時間、延べ1,756人の小中学生に対して、延べ1,374人の大学生が学習支援を行いました。
■大津市 毎週2箇所合わせて週2回、2017年5月1日から2019年2月の2ヵ年で、106回、計212時間、延べ534人の中学生に対して、延べ600人の大学生が学習支援を行いました。

 IVUSAの子どもの教育支援事業の全体像は以下をご覧ください。