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新潟県長岡市「ほだれ祭り」活性化活動

 3月9日から11日までの3日間、新潟県長岡市下来伝地区にて、越後の奇祭とも呼ばれる五穀豊穣と子宝・安産を願うほだれ祭りの運営に学生32名、事務局員1名の33名でかかわらせていただきました。
この活動は今回で8回目となります。

 活動初日は、翌日に行われるほだれ祭りに向けて設営準備を行いました。現地の方々と共に作業することにより自然とコミュニケーションが生まれ、現地の方々のお人柄もあってか、お祭りの話を伺ったり雑談を交わしたりなど学生たちはとても有意義な時間を過ごせました。

 宿舎に戻り、IVUSAの理事である桑原望・長岡市議会議員から栃尾地域に関する説明があり、その後地元の方々と交流会がありました。とてもにぎやかな交流会となり親睦を深められました。

 ほだれ祭り当日である活動2日目は朝9時30分にお祭り会場へと到着し、たぬき汁やほだれ飴の販売、おからのから揚げのあげあげあげの無料配布などし、ほら貝を吹きながら下来伝地区の周辺を練り歩きました。

 午後には、男根をかたどったほだれ様の御神木が登場し会場は一気に賑わい立ち大盛り上がりとなりました。我々も地域の方々と一緒に声を出し、御神木の上に今年の初嫁の方々を乗せ祭り会場を練り歩きました。
 その後、お祭りに携わっている団体として我々の事を紹介いただき、活動のリーダーである小島萌美(日本大学3年)も御神木の上に乗せていただきました。

 祭りの終盤では初嫁の方々がステージ上に上がり、前日に作った5円玉に番号がくくりつけた富くじをばら撒きました。これは抽選で米俵などと交換できることもあり参加者全員が白熱していました。

 お祭り終了後は地元の方々と一緒に片づけを行い、慰労会を行いました。お祭りの内容や、これから栃尾をどうしていきたいかなどを互いに意見を出し合うなど、有意義な時間を過ごせました。

 活動3日目はお世話になって宿舎を清掃した後、東谷小学校へと行き、学年ごとに分かれて交流企画をしました。

 まず体育館で1、2年生たちと、「とちおリンピック」という運動大会を開きました。また栃尾に関するクイズなども出題し、あらためて栃尾の魅力について知ってもらいました。3年から6年生とは作文発表を行い、交流を行うと同時に子どもたちの新鮮な発想や考えも知れ、栃尾について考え直す良い機会となりました。
 最後に体育館に全校生徒が集まり一緒に記念撮影をして、栃尾を後にしました。

 全員が無事東京へ到着し、我々の3日間の活動は終了しました。今回の活動は全体的に当協会の学生と地域の方々が交流する機会が多く、栃尾に対してどのような気持ちがあり、互いにどう思っているかなど、栃尾の将来のことについての考えも交わすことができ、栃尾に対しての思いが高められる活動となりました。(日本大学3年 志賀 裕)

【プロジェクトマネージャーより】
 中越地震から15年の月日が経った栃尾に今できること。過去、今を知ったうえで、未来を考える。
 全員が、自ら考え行動し、地域活性化を考え、栃尾のこれからを考えるということを目的に今回の活動を行ないました。少人数だからこそ、全員が深い交流をし、笑顔と優しさの溢れる温かい活動になったのではないかと思います。

 そして、全員が自分たちにできることを考え行動し、栃尾のこれからを考えることができました。今後とも、「幸福度の高い地域」を目指し、今回見つけた課題を今後の栃尾の活動へ繋げていきたいです。

 最後になりましたが、とちお同住会やほだれ祭実行委員、東谷小学校の皆様をはじめとする、多くの方々のご協力いただきました。全ての皆様に感謝申し上げます。本当にありがとうございました。今後とも、よろしくお願いします。(日本大学3年 小島 萌美)