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>ID/パスワードを忘れた方はこちらから2月21日から25日に第11回静岡県西伊豆町活性化活動が実施され、学生104名、事務局員1名、計105名が参加しました。
私たちは静岡県西伊豆町で、学生の力で地域と共に活性化に向けた活動を行っています。町の魅力を再発見し、今後のまちづくりにつなげることを目的とした「クールタウンフェス」をメインに活動しました。
今回の目的は、「これまで築き上げたものを用いて一緒に西伊豆町の未来を考えてくれる人を増やす」ことに設定しました。町民との交流を通して西伊豆町の現状を知り、町の未来図を作成するために、学生一人ひとりが町の未来について考えながら活動に臨みました。
初日は、ヤーコン栽培に取り組んでいる畑で収穫作業を行いました。私たちは、数多くある休耕田を再生するため、畑をお借りし、ヤーコンを育てる取り組みをしています。ヤーコンは、病気や害虫に強く学生でも簡単に育てることができ、健康にも良い野菜です。収穫したヤーコンは昨年植えられたもので、バトンをしっかり受け継ぐことができました。
2日目は、3年ぶりに宇久須地区の伊豆珪石鉱山跡地で活動しました。かつてこの場所は、国内板ガラスの一大産地として有名でした。役目を終え、植樹活動に取り組んでいますが、土壌汚染が原因で厳しい道のりとなっています。3時間ほどの活動となりましたが、元の自然豊かな森に戻すため、一致団結して植樹に取り組みました。
3日目は、メイン企画である「クールタウンフェス西伊豆2019」を開催しました。昨年に続き、多くの町民の方にご来場いただきました。会場では、初日に収穫したヤーコンを使った創作料理の提供、よさこいソーランや西伊豆クイズ大会などのステージでの出し物、防災について説明する展示ブースなども設けました。学生一丸となって2カ月前から準備してきた成果を出し切りました。
閉会後は、大交流会が行われ町民の方々と貴重な時間を過ごす事が出来ました。
4日目の午前中は、「西伊豆町の未来図を作成する」ためのグループワークを行いました。町民の方々から伺った話を元に10年後、町がどうなっていて欲しいかみんなで考えました。
「永住できる町になってほしい」「離れていても繋がる」など各グループそれぞれの想いをまとめました。午後は黄金崎での松林の整備活動をしました。2つの作業場所で町民の方とともに、松の木の成長促進と景観の保護のために、枯れ葉を回収しました。
協力して下さったNPO法人緑の地球ネットワーク(GEN)の藤原國雄さんより、「継続することは形になる。今回の活動を人生の糧にしてほしい」と、挨拶がありました。
最終日は、5日間お世話になった宿舎を感謝の気持ちを込めて清掃し、事後勉強会を行いました。最後に、西伊豆町の星野町長から「5日で町を大きく変えることは難しい。継続して活動することが大切」と、お言葉を頂きました。
今回の活動では、「西伊豆の未来図を作成する」ことに成功しました。西伊豆の未来に向けて継続こそが地域活性化において重要であると再認識しました。今後も、西伊豆町の未来を学生一人ひとりが考え活動に臨みます。
最後になりますが、多大なるご支援ご協力ありがとうございました。(拓殖大学2年 遠藤 愛果)
【プロジェクトマネージャーより】
今回の活動では、IVUSA学生のこれまでの取り組みや、今後西伊豆町で取り組んでいく「事業モデル」をより身近に感じてもらうとこで、IVUSAと一緒に西伊豆町の未来を考えてくれる人を増やすことを目指しました。
「西伊豆町を失いたくない。忘れたくない。守り抜きたい」
私が西伊豆町に4年間関わり続けた理由です。
多くの可能性を持つこの場所で活動できたことを誇りに思います。
私は西伊豆町の活動から卒業しますが、これからもIVUSA学生が町と共に西伊豆町を想い、活動していくことで、町の発展につながることを願っています。
最後に、西伊豆町の方々をはじめ、多くの皆様のご協力があり、活動を無事に終えることができました。皆様のご協力に深く感謝いたします。今後とも、よろしくお願いいたします。(立命館大学4年 土田 衣利奈)