2月10日(金)から12日(日)まで新潟県関川村大石地区で「おおいしどもんこ祭り」の運営のお手伝いを中心に61名が活動を行いました。
どもんことは地元関川村の大石周辺の集落で呼ばれているかまくらのことです。関川村大石ダム周辺地域は例年積雪の多く厄介物である冬の雪を何とか楽しくできないものかと考えられたのがこの祭りで、今年で6回目を迎えます。
村の方々とIVUSAの学生。
初日は雪像作り、雪遊び場作り、どもんこ作り担当の3つに分けて2日目のどもんこ祭りの会場設備を行いました。
2日目の大石どもんこ祭りでは子供から老人までの幅広い年齢層の方々がたくさん参加してくれました。餅つき、くじ引き、スノーモービル体験、竹スキーやアイス作りなどのイベントが盛りだくさんで村の方々と学生が交流する姿を多く見ることができました。
どもんこ祭りの様子。
3日目はIVUSAの学生が何週間もかけて作ったビジネスプランを地元住民の方々に集まっている場で発表させていただきました。
(1)普段は邪魔者の雪を利用して、雪かき体験を提供する雪かきプラン
(2)現在生産が 追い付いていない、藁を編んで作った猫用のペットハウスの一種である「猫ちぐら」などの伝統産業を活性化させようというプラン
(3)実際に関川村のお手伝いや、地元の民家に宿泊させてもらうツアーを盛り込んだグリーンツーリズムの3つです。
この3つの発表が終わった後、学生と村役場の方々とでディスカッションをしました。村の方からは「実現できそうな提案がいくつもあった。これから、それについて話していって実現させたい」という言葉を聞くことができました。
ビジネスプランディスカッションの様子。
関川村とIVUSAが力を合わせて行う活動も多くなり、この活動でさらに絆が深まっていることを感じました。(日本大学2年 花岡篤史)
私の一番心に残っているのはどもんこ祭りの安全祈願祭に参加させていただいた時のこと。
お祭りの安全と関川村の繁栄と一緒に、IVUSAの学生たちが無事に卒業・就職をできるようにと村長がお祈りしてくれました。
こんな風にIVUSAを迎えてくれるあたたかさに、わたしたちも応えられる活動をしていかなければと感じました。
こうして毎年活動ができているのは、村長はじめ村の方々、これまで繋いでくれた先輩方、たくさんの支えがあってこそということを忘れず、これからも長く活動が続くことを願っています。(国士舘大学4年 池田 麻奈美)