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>ID/パスワードを忘れた方はこちらから9月11日から14日に新潟県佐渡市日本海沿岸清掃活動が実施され、学生82名と事務局2名が参加しました。
IVUSAはこれまでに、環境保護の分野において多摩川や九十九里浜での活動を行ってきました。また、より深刻な海ゴミ問題を抱える日本海での全域清掃を目指し、山形県や青森県でも活動しています。その中で、今年から新潟県佐渡市での活動が始まりました。
活動1日目は、都内の大学にて結団式を行いました。結団式では、活動が始まった経緯や目的、当日のスケジュールなどの説明がありました。学生たちは、翌日以降の本格的な活動に向けて気を引き締めることができました。
結団式終了後は、班ごとに分かれて夕食をとり新宿で集合しました。新宿からはバスに乗り、新潟港へ向かいました。
2日目は午前4時半頃新潟港からフェリーに乗り、佐渡島の両津港を目指しました。
海岸に到着後、学生全員で円陣を組むことでやる気が高まっている様子でした。その後、二ツ亀海岸、大野亀海岸に分かれ清掃活動を始めました。
二ツ亀海岸には、ペットボトルやお菓子のゴミが落ちているのが見受けられました。この現場では少人数での作業となりましたが、声をかけ合うことで丁寧且つ確実に作業を進め完全清掃を達成することができました。
大野亀海岸では、足場が悪いことや、ゴミの量に学生たちは驚いていました。また日本のみならず海外からのゴミも多く、外国の海ゴミ問題についても考えさせられました。
3日目は早朝にキャンプ場を出発し、大野亀海岸にて全員で清掃活動を行いました。
想像を超えるゴミの量に圧倒されましたが、全員での清掃は変化が目に見えて達成感がありました。この日が清掃活動最終日ということもあり、学生一同いっそう気を引き締めて行動しました。
午後からは市の職員をはじめ、地元の方々と一緒に清掃活動を行いました。最初に佐渡市役所の大和成樹さんより、「みなさんの若い力をもらって、私たちが行っている清掃活動も継続していきたいと思っています」と挨拶がありました。
地元の方は中々活動現場である大野亀海岸に来る機会がないそうで、「こんなにゴミがあると思っていなかった」とおっしゃっていました。地元の方々と協力しての作業の末、清掃活動を終えることができました。
清掃終了後には、トキ交流会館にて地元の方々を学生たちの班に迎えて、意見交換会を行いました。佐渡の現状から、今後の関わり方についてなど幅広いテーマについて和気藹々と話し合う様子が見受けられました。
そして、最終日の4日目には宿泊したテントの片付けや班でのミーティングを行い、活動を締めくくりました。
班でのミーティングでは、昨日までの活動をふり返り、今後IVUSAとして、個人として何ができるのかを考えました。学生の中からは、前日の意見交換会で伺った佐渡をPRしてほしいというお話に対して、「今後の活動で地元の方の期待に応えたい」などの声が上がりました。今後の活動の発展のためにも、私たち学生は佐渡について考え続けていこうと思います。
4日間の活動は無事に終了しました。
1次隊であるこの活動で感じたことを忘れず、これからに繋げていきます。(東洋大学2年南部 泉)
【プロジェクトリーダーより】
今回は初の活動ということで、大変多くの方にお世話になりました。佐渡の方々との交流を通して、佐渡の魅力を感じ、課題解決に向けて知識を深めることができました。
今年の活動で感じたことを、来年以降にしっかりと活かしていきます。
協力してくださった皆様、誠にありがとうございました。(東洋大学4年 金子 晶代)