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静岡県西伊豆町活性化活動

 8月14日から8月17日までの4日間、静岡県賀茂郡西伊豆町にて、第10回西伊豆町活性化活動が実施され、学生98名、事務局員2名、計100名が参加しました。

 今回の活動は「西伊豆町の明日を変える」というテーマで、西伊豆町で開催される「田子港祭り」「安良里夏まつり」の運営補助とIVUSA主催の新企画を実施しました。

 活動初日は、宿舎である旧田子中学校に到着した後、開会式を実施しました。開会式では、活動のリーダーである藤井靖大(拓殖大学4年)から、「活動していることを誇りに思って欲しい」と挨拶がありました。

 この日は、宇久須地区、田子地区、安良里地区に分かれて活動しました。
 宇久須地区の休耕田では、ヤーコンの塊根が育つよう追肥や周りの雑草の除去作業をしました。
 田子地区では、夜の交流会の準備や翌日の田子港祭りで披露するよさこいソーランの練習、16日開催の新企画の準備をしました。
 安良里地区では、安良里夏まつりのお手伝いを行い、地元の方々から太鼓や盆踊りを教えていただきました。

 夜、田子漁港でバーベキュー交流会があり学生は地元の方々と賑やかな雰囲気で楽しい時間を過ごすことができました。

 活動2日目は、田子港祭りの神輿渡御への参加と翌日の新企画の準備を引き続き進めました。神輿渡御では、大きな掛け声とともに神輿を担いだり、手作りの賽銭箱を地元の子供たちと運んだりして地域を練り歩きました。

 午後は、田子港祭りの目玉イベントの一つである屋台引き回しが始まりました。学生は、太鼓や笛の音に合わせながら、地元の方々と力を合わせて屋台を動かしました。

 屋台引き回しが始まった頃、田子漁港では、学生によるよさこいソーランが披露され、練習の成果を発揮して観客を魅了することができました。
 さらに、祭り会場ではIVUSAのブースを設置し、地元の方々にヤーコン茶を提供したり、これまでの西伊豆町での活動を説明したりしました。

 夜には田子港祭りの締め括りとして、田子漁港で花火が打ち上げられ、学生は地元の方々と一緒にその美しさを味わいました。

 活動3日目は、IVUSA主催の2つの新企画が開催されました。

 みなと公園で開催した新企画「流しそうめん・早食い大会」では、幅広い世代の方々が参加され、交流を深められたことで、有意義な時間を過ごすことができました。

 夜になると、田子地区新地通りの路地が学生の作ったキャンドルでライトアップされ、新企画「ふれあい酒場 SUN SET/SUN RISE」が始まりました。ここでは、地元の方々に「ヤーコンカクテル」を提供し、楽しくお話をして盛り上がりました。
 また、地元の方々を対象に、IVUSAに関する認識調査を実施し、西伊豆町民の生の声を伺うことができました。

 活動最終日の4日目は、宿舎の旧田子中学校の清掃をしました。

 その後、体育館にて「事後勉強会」が実施され、今回の活動の目的確認と成果報告がありました。グループワークでは、「次に繋げる」をテーマに、「西伊豆町の明日を変える」ために今回の活動で取り組めたこととこれから自分たちにできることについて話し合いました。
 学生からは「町の人のIVUSAに対する期待度を高められた」「学生が持っている若さ、パワー、勢いと柔軟な考えを活かして社会課題の解決に取り組む」といった意見が出ました。

 最後に、活動中お世話になった西伊豆町長の星野淨晋さん、西伊豆町地域おこし協力隊の福井建人さん、緑の地球ネットワーク(GEN)の藤原國雄さんからお話をいただきました。星野さんからは「ぜひ若い力で挑戦し続けてほしい」とお言葉を頂きました。

 その後、グラウンドで集合写真を撮影し、4日間の活動が終了しました。

 今回の活動では、お祭りの運営補助や新企画の実施を通して、今まで以上に多くの町民の方々と関わることができました。
 「西伊豆町の明日を変える」ために、私たち学生だからこそできることを今後も考え続けていきたいと思います。

 最後になりますが、この活動にご協力いただいたすべての方々に厚く御礼申し上げます。(中央大学2年 大島 幸)