2011年9月、台風第12 号の影響で、西日本から北日本の広い範囲で記録的な大雨となりました。全国で死者78名、行方不明者16名、床上浸水5,657棟、床下浸水19,152棟の被害が出ました(消防庁調べ 11月2日17時)。
この豪雨の被害に対して、IVUSAでは三重県熊野市で復旧支援活動を行いました。
三重県熊野市では、家屋全壊が23棟、半壊が290棟、床上浸水が378棟の被害が出ており、IVUSAは9月8日~10月23日の期間に6回活動を実施。
現地の災害ボランティアセンターと連携し、述べ163名で75 軒の被災家屋において家財運び出しや畳・床板上げ、ヘドロかき出しなどを行いました。
この活動の様子は、中日新聞(くろしお版 9 月18 日朝刊)、吉野熊野新聞(9 月18 日朝刊)でも紹介されました。
また、来年の2月には、熊野市から紀宝町にかけて熊野灘に面した七里御浜に台風によって打ち寄せられた流木やゴミを撤去する予定です。(事務局 外木 絢子)
【6次隊に参加したメンバーの所感】
神社があった場所の、土石流による被害の状況。
3チームに分かれ、川の中、崖の上の流木、岩石の撤去を行いました。大きな流木に対してはチェーンソーで切断し、運びやすいようにしました。作業現場は土砂崩れやがけ崩れなどによる被害で足場がとても悪く、細心の注意を払って作業を行う必要がありました。
岩場で作業する様子。
今回の活動は11月23日に大馬神社で行われる神事に向け、地元の方々のために少しでも神社を綺麗にするというものでした。たった1日だけの作業でしたが、限られた時間の中で、地元の方々のために少しでも綺麗にできるよう、一生懸命に作業を行いました。(立命館大学2年 北迫 菜津美)