10月8日(土)に、国士舘大学世田谷キャンパスで 国際協力入門ワークショップが開催され、20人 が参加しました。これは国際問題への理解を深め、活動の場へとつなげることを目的としているもので、今回が2回目になります 。
今回のテーマは「在日外国人問題」です。国際協力というと、海外へ実際に行って活動することをイメージすることが多い私たちですが、今回はより身近なところへ目を向けて、日本に住んでいる外国人の方が抱えている問題について学びました。
グローバル化が進み、外国人抜きで「日本社会」が回らなくなっている一方で 、基本的な権利の保障や外国人犯罪など、多くの問題が起きているのも事実です。
今までなかなか学ぶことのなかった問題についてのスタッフの学生自らが調べて、自身でレクチャーを行い、参加者は真剣に耳を傾けていました。そして、これらの問題に対して私たち学生が行動できることのひとつとして、IVUSAも行っている留学生支援について取り上げました。留学生は大学生にとって、最も身近な「在日外国人」であり、彼らと友だちになることが、この問題の解決の第一歩と言えます。
最後に、「ひょうたん島ワーク」というグループワークを行いました。
このワークは、舞台となるひょうたん島で、カチコチ島、パラダイス島の人々が移住してきたことから、島ではコミュニケーションや文化・言語・環境など、さまざまな社会問題が発生します。それらの問題に対しそれぞれの立場でロールプレイを行うことで、解決策をグループで考えるというものです。
日本で起こっている問題を疑似体験することで、新たな考えや視点を生むきっかけとすることができました。
このワークショップを通じて、国際協力への視野を広げることができたのではないかと思います。(法政大学4年 野地 久美子)