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>ID/パスワードを忘れた方はこちらから8月26日に滋賀県大津市にて「第8回マザーレイクフォーラムびわコミ会議2018」が開催され、IVUSAの学生4人が参加しました。
この会議は、市民団体や企業、行政、大学生、JICA等が琵琶湖の将来ついて考える年に一度の機会であり、約120名が集まりました。
午前中の第一部では「みんなつながる報告会」をテーマに、琵琶湖の小学生対象の「うみのこ」(県内すべての小学校及び特別支援学校、各種学校の5年生を対象とした学習船)についてや、釣り人から見たびわ湖の変化等に関する発表が4つの団体からありました。他の参加団体の発表を受け、琵琶湖での取り組みや琵琶湖の現状に対して理解を深めることができました。
ブースでは、オオバナミズキンバイ除去活動についてポスターセッションを行い、多くの方にオオバナミズキンバイの脅威や除去活動の必要性を訴えかけることができました。
また9月7日の活動に向けての一般参加者の募集のためにビラを配り、参加を呼び掛けました。
その後、第二部では「びわ湖のこれから、話さへん?」と題した座談会が実施され、14のテーマ別に分かれてディスカッションが行われました。
私たちIVUSA学生が進行を務め、「よそものから見たびわ湖」というテーマについて話し合いました。
80分間の話し合いの中で、「県外の人がどうやったら琵琶湖の環境問題に関心をもってもらえるのか、どうやったらボランティアに参加してもらえるか」という議題について様々な意見を出し合いました。
その中では、琵琶湖は近畿の水がめで普段から琵琶湖にお世話になっているので琵琶湖の綺麗はみんなで守ると言うことや、ボランティアが楽しいということをアピールしていけばいいのではなどの意見が出ました。
また、違うテーブルでは水草の問題についてどうやったら解決するか、ディスカッションにIVUSA学生が参加しました。
このテーブルには水草について研究している方や、県で水草除去の政策を行っている方、水草に困る漁師さんなどが参加し様々な視点から水草について意見しとても有意義なディスカッションが出来ました。
結論として、「もっと市民の方にこの水草問題の現状や悪影響を知ってもらって危機感をもってもらう」「活動の楽しさを知って貰って活動に参加してもらう」「水草の堆肥化についてもっと水草肥料を欲しいと思ってもらう」ことが必要だという意見が出ました。
異なる立場の人々が話し合うことで、普段とは違う視点から外来種について考えることができました。
今回のびわコミ会議を通して、多くの方の琵琶湖に関する知識や経験を聞き、グループディスカッションではびわ湖を活かすためにはどうすれば良いのかを話し合いました。
また琵琶湖の問題を守るためには、琵琶湖近くの山や川も守っていかないといけないと聞き、「びわ湖を活かし、びわ湖と生きる」難しさを改めて実感し、今後の活動に繋げていきます。(京都産業大学4年 菅 翔梧)