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「びわ湖大勉強」を琵琶湖博物館で開催しました

 8月5日に滋賀県草津市にある琵琶湖博物館で、小学生高学年を対象とした「びわ湖大勉強会」を行いました。小学生6人が集まり、琵琶湖博物館の職員4人、IVUSA学生7人と楽しく琵琶湖やオオバナミズキンバイについて学びました。

 この勉強会では、子どもたちと琵琶湖の水源や豊かな自然環境としての価値について考え、それらを脅かす深刻な問題について知るとともに、子どもたちが環境保全活動に参加するきっかけづくりを目的として勉強会を実施しました。

 午前中は、琵琶湖の歴史から始まり、湖魚などの食文化について学びました。また琵琶湖が経験してきた赤潮と石鹸運動、外来魚とリリース禁止、そして現在直面しているオオバナミズキンバイと機械駆除や人力除去について学びました。
最後のクイズ大会では、ほとんどの問題で正解して、喜んでいました。

 お昼休憩では、学生と一緒にご飯を食べながら普段の学校生活や夏休みの計画などたわいのない話をしながら距離を一気に縮めることができました。

 午後からは、実物を用いたオオバナミズキンバイのスケッチや、自由研究に取り組むなど学生と一緒に夏休みの宿題を一つ終わらせました。

 まとめとして一日で新しく学んだことと、感想を発表してもらいました。小学生からは「琵琶湖の問題を今日学んでオオバナミズキンバイを根こそぎ取ってみたい」などという感想が聞けました。

 最後に学生が作った「琵琶湖マスター」という賞状を渡し、記念撮影をして勉強会が幕を閉じました。撮影会では小学生から、「一緒に写真撮ろ?」など積極的に話しかけてくれてうれしかったです。

 参加者が帰られた後に、学生と博物館の方とで保護者に書いていただいたアンケートをもとに反省会を行いました。辛辣な意見やお褒めの言葉を頂き、今後に繋がる反省会になりました。

 今日一日で、小学生だけでなく私たちも改めて琵琶湖やオオバナミズキンバイについて深く考え新しい知識をつけることができました。

 最後になりましたが、この活動に協力してくださった琵琶湖博物館職員さん、参加してくれた子どもたち、保護者の皆様、誠にありがとうございました。 

 私たちは、今後もオオバナミズキンバイの完全除去に向けて頑張っていきますので、今後ともよろしくお願い致します。(京都外国語大学2年 鈴木 祐佳)

【主催】NPO法人国際ボランティア学生協会
【共催】琵琶湖博物館
【参加者】
小学生 6人 (保護者 4人)
琵琶湖博物館職員 4人
IVUSA学生7人
 
※オオバナミズキンバイは環境省より特定外来生物に指定されており、その栽培、保管、運搬、輸入等取り扱いが規制されています。今回は、特別に許可を頂き、実物を用いたオオバナミズキンバイの勉強会を実施しています。