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びわ湖の日オオバナミズキンバイ除去活動

 7月1日に「びわ湖の日」のイベントの一環として、滋賀県草津市湖岸禄地にて、IVUSA学生51名と事務局1名、行政や公園管理者の方17名で特定外来生物オオバナミズキンバイ及びナガエツルノゲイトウの除去活動を行いました。

 オオバナミズキンバイは、2009年に初めて守山市の赤野井湾で確認され、2014年6月に環境省から特定外来生物に認定されました。強い繁殖力を持ち、生育確認から7年間で琵琶湖の南湖を中心に最大約30万㎡生育面積を拡大させました。これにより、水質の悪化や琵琶湖特有の生態系、漁業への悪影響が危惧されています。

 今回、除去活動に初めて参加する新入生や2年生が多かったため、開会式前にオオバナミズキンバイ及びナガエツルノゲイトウの特徴や除去の仕方について説明がありました。

 開会式では、滋賀県琵琶湖環境部の廣脇正機部長や、草津市環境政策課の小川晃課長、近江鉄道ゆうグループ湖岸緑地管理事務所の遠藤健彦所長からお話をいただきました。
 廣脇部長は、「機械を使って除去作業を行っているが、どうしても最後は人の力が必要です。県民や県外の方の琵琶湖をきれいにしたいという思いに繋がればありがたい」と話されました。

 その後、参加者全員で円陣を組み、気合を入れてから活動を開始しました。

 オオバナミズキンバイは根っこや葉を取り残してしまうとまた生えてきてしまうほどの強い再生力があるため、取り残しがないように丁寧に除去しました。

 また、滋賀県職員や公園管理者などの方々と作業をする中で、「こんなにオオバナが驚異的な存在だとは知らなかった」と言ってくださる方もおり、活動の意義を実感することが出来ました。また、逆にオオバナについて教えていただくこともあり、有意義な活動となりました。

 今回の活動では、計48地点、除去面積85.5㎡、除去重量約400㎏のオオバナミズキンバイ とナガエツルノゲイトウの除去に成功しました。

 閉会式で、今回の活動のリーダーである山田雛(同志社女子大学3年)は、「今回の活動を通してオオバナの活動はとても魅力的で多くの人たちに支えられて成り立っている活動であると改めて感じた。また、夏に行う活動に向けてモチベーションをあげることもできた。でも、これだけで満足して欲しくはない。もっとやれる。今回の活動を夏の活動へと繋げ、活かして欲しい」と話し、今回の活動をふり返るとともに夏に行われる活動に向けて意気込みを語りました。

 最後になりましたが、この活動に協力してくださった皆様、誠にありがとうございました。

 オオバナミズキンバイの完全除去に向けて頑張っていきますので、今後ともよろしくお願いいたします。(大和大学2年 村山 はづき)

【参加者】
滋賀県庁 6名
草津市役所 4名
近江鉄道ゆうグループ 湖岸緑地管理事務所 2名
レイカディア大学 5名