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赤野井湾再生プロジェクトの湖底のゴミ清掃活動に参加しました

 6月9日、滋賀県守山市の赤野井湾で、赤野井湾再生プロジェクトの呼びかけにより集まったIVUSA学生10名と一般参加者110名の計120名と共に、湖底のゴミの回収を行い、計230袋のゴミ袋を回収しました。

 赤野井湾は2009年にオオバナミズキンバイと言う外来水生植物が発見されたことで有名です。オオバナミズキンバイは今回の対象の場所にはありませんが、プラスチック類やアルミ缶などの、自然に分解されないゴミがたまっていることが問題になっています。

 さらに、泥が混入することで、通常浮くはずのそれらのゴミが湖底に何層にも積もっていることも、琵琶湖のゴミ問題、セタシジミなど固有種の生育環境を深刻化させます。

 こうした課題に対して、赤野井湾再生プロジェクト主催のもと、湖底のゴミ除去を陸上班と湖上班に別れて行いました。

 当日朝9時、開会宣言がなされ、司会進行のもとお話が進んでいきました。宮本和宏市長のご挨拶を頂き、全体のやる気も上がったようでした。

 開会式の後、私たちIVUSAは湖の中に入りレーキで湖底に溜まるゴミを回収していきました。
 この日の午前の天気は少し雲のかかった天気であり、非常に活動しやすかったです。途中で主催の方の差し入れをいただき、全体より一層やる気が上がり作業に没頭し、一つでも多くのゴミを拾おうとしました。
 午前中のみで限られた範囲での湖底掃除でしたが、それでもこれ程の量がレーキに引っ掛かって現れたことには驚きを禁じ得ませんでした。

 その後、赤野井湾再生プロジェクトの方々とゴミを分別し、全てのゴミをゴミ袋に入れて、解散となりました。

 最後になりましたが、冒頭で少し触れたオオバナミズキンバイについて、2年前まで今回の掃除場所にも多く生えていたそうですが、今回は見当たらなかったそうです。

 このことは、関係者の方々や私たち学生による活動が目に見える形で現れたということであり、成果を感じると同時に新たな問題である湖底ゴミについての問題にも目を向けなければならないと感じました。

 この活動に多大なご協力をいただいている行政、団体、企業、地元住民の皆様に深く感謝申し上げます。
 そして今後ともよろしくお願いいたします。(立命館大学2年 岡松 育夢)

参加団体
赤野井湾再生プロジェクト(主催)
滋賀県
守山市
認定NPO法人びわこ豊穣の郷
玉津小津漁業協同組合
積水化成品工業株式会社
玉津自治会
小津自治会
夢・びわ湖
NPO法人国際ボランティア学生協会(IVUSA)