NPO法人国際ボランティア学生協会公式ウェブサイト

会員の方はこちらから

>ID/パスワードを忘れた方はこちらから



新潟県関川村「七ヶ谷雪ほたる祭り」活性化活動

 2月9日から11日の3日間、IVUSA学生46名と事務局スタッフ1名、OG2名が新潟県関川村で開催された「七ヶ谷雪ほたる祭り」の運営のお手伝いをさせていただきました。
 新潟県関川村は特別豪雪地帯に指定されている雪深い土地です。そこで、「厄介物」である雪を「恵み」として利用し、楽しむための取り組みが行われており、村内の様々な地区で多様なお祭りが行われています。
 七ヶ谷雪ほたる祭りは安角ふれあい自然の家(旧安角小学校グラウンド)を会場に、地域や年代をこえた交流を目指し、開催されているお祭りです。約1,000本ものロウソクを使った雪灯ろうが、辺り一面を幻想的な世界へと変える、雪の美しさと暖かさを感じられるお祭りです。
 活動初日は、朝7時に新宿を出発し、14時半ごろ関川村に到着しました。
IVUSAの学生を迎えてくださる村長。
 到着後、毎年IVUSAがお手伝いをさせていただいている大石どもんこ祭りの会場に行き、2月8日から関川村で大石どもんこ祭りのお手伝いをさせていただいているIVUSAの学生とともに、設営のお手伝いなどを行いました。
お手伝いの様子。
 2日目は七ヶ谷雪ほたる祭りが行われる安角ふれあい自然の家で 、地元の方々と一緒に雪像を作ったり、ロウソクを灯すための雪灯ろうを作ったりしました。
村の方と雪像を作る学生。
 そして、日が暮れると約1,000本ものロウソクに火が灯され、会場は幻想的な世界に包まれました。
ロウソクに火を灯す学生。
 最終日には村の方々と除雪作業やわら細工体験を行いました。
除雪作業では、はじめに役場の方から除雪のコツや道具の使い方を教えてもらい、学生は慣れない雪に苦戦しながらも真剣に作業に取り組んでいました。
除雪作業の様子。
 今回の活動では、お祭りの手伝いや除雪作業を通じて多くの村の方々と絆を深めることができました。私たち学生が関川村でこうして楽しく活動できるのも温かい村の方々や先輩方の積み重ねてきた努力の賜物だと改めて実感することができました。(神奈川大学4年 小笠原 大貴)
集合写真。
【プロジェクトリーダーより】
 今回の活動は、「笑顔で笑顔をつくる」というコンセプトのもと活動を行いました。学生の笑顔で村の方に笑顔と元気を届けたい、そう思ってこのコンセプトを掲げましたが、実際には私たち学生が村の方にたくさんの笑顔と元気をいただきました。
 その中でも、一番心に残っていることは、お祭りで飾るために看板を作成して村へ持っていったところ、村の方が「この看板、来年もかけよう!」とおっしゃってくださり、旧安角小学校に保管してくださったことです。関川村の活動は、こういった村の方の温かさに支えられて成立しているのだと改めて感じた瞬間でした。
 このような村の方の温かさに応えられるよう、我々も努力していきます。関川村役場の方々をはじめ、ご協力してくださった皆様に厚く御礼申し上げます。(聖心女子大学2年 本田 香菜子)