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新潟県関川村「大したもん蛇まつり2012」活性化活動

 新潟県岩船郡関川村、人口約7,000人のこの村は、日本全国で市町村合併が進む中、「小さくともきらりと光る村」というスローガンを掲げ、合併せずに村独自で運営していくことを決めました。
 IVUSAでは、2004年より「ぜひ自分の故郷に貢献したい」という関川村出身の学生の思いから活動が実現し、昭和48年8月28日に発生した「羽越水害」の慰霊と、昔から村に語り継がれている「大蛇伝説」をテーマとした、「えちご関川大したもん蛇まつり」の運営サポートを毎年行なっています。IVUSAは5回目の参加より大蛇神輿を担がせていただくようになり、村の方との交流を通じて一緒にお祭りを盛り上げてきました。

 お祭りとして25回目、IVUSAとして9回目となる今回の活動は、8月24日から27日の3日間行われ、OB・OGも含め126名が参加しました


大蛇パレードの様子。

 活動初日となる24日は、関川村到着後、それぞれの現場に分かれて活動しました。
各地域の保育園では、グラウンドの芝刈りや、窓拭き作業、子どもたちとの交流会を行いました。どの作業も大変やりがいがあり、充実したものとなりました。
 安全祈願祭では、村長、おりのの会の方々、学生でお祭りの安全を祈願しました。その後、地元の子どもたちと小大蛇を担ぎ、パレードを行いました。
 これらの他にも、村のお母さん方と一緒に料理をしたり、集落で芝の種まきや側溝の泥揚げ、スポーツ少年団の子たちとのスポーツ、よさこいの練習、地区のお祭で使う山車を倉庫から出すお手伝いや懇親会への参加、関川ゼミナールの方々と関川村とIVUSAのこれからについて話し合ったりと、とても内容の濃いスタートでした。
 活動2日目となる25日は 、6つの集落の集会場におじゃまし、散歩をしながら地域の名の由来について説明していただいたり、地元で取れた作物を使ったおいしい手料理をいただいたりしながら、地元の方々や子どもたちと交流を行いました。帰り際には、「また来てね」と言っていただき、嬉しかったです。
 清掃活動では、地域の小学生と、小学校の旧校舎を後世に受け継いでいくことを目的とする団体の方々と共に、床、窓、机拭きや廊下の清掃活動を行いました。清掃後は、庭先の池の整備や、子どもたちとの川遊びをし、屋上で地域の方々とお食事をいただきました。
 花火観賞や盆踊り大会では、夜に行われる盆踊りのやぐらの設営、紅白幕やちょうちん、宣伝旗を取り付け、受付テントを設営しました。

地域の茶の間の様子。
 活動3日目となる26日は、待ちに待ったせきかわ大したもん蛇まつり当日でした。
 IVUSAは大蛇パレードの大蛇の担ぎ手をはじめ、大蛇の担ぎ手に水などを運び、IVUSAのグッズや関川村のTシャツを販売するブースの運営、駐車場での交通整備などのお手伝いを行いました。また、ステージでの企画全体の司会やよさこいの披露などの活動を行いました。快晴でとても暑い日となりましたが、無事大盛況の中、祭りを終えることができました。 
 お祭り終了後には、大交流会が開かれ、毎年楽しみにしてくださっている方も多く、この日のために多くの方に招待状をお渡ししていたこともあり、116名もの方が来てくださり、たくさんお話することができました。皆様、本当にありがとうございました!

大交流会の様子。
 活動最終日の27日は起床後、宿舎の清掃を行い、活動の振り返りミーティングを実施しました。ミーティングの際には平田村長も来てくださり、私たちの疑問・質問に答えてくださいました。
 最後になりましたが、毎年IVUSAの活動にご協力をいただいている地元の方々、IVUSAのOB・OGの先輩方に感謝申し上げます。ありがとうございました。(日本大学3年 清水 美里)
主催:NPO法人国際ボランティア学生協会
共催:関川村村役場
協力:関川村役場IVUSAサポーターズチーム・関川村おりのの会 (敬称略・順不同)

【プロジェクトリーダーより】
 9年目を迎える今年の活動は「想いの原点回帰」というコンセプトを掲げました。 
活動の原点にある想い、関川村の想い、今回の活動の隊の想い、多くの想いを胸に今年も村を盛り上げようと参加学生一同、活動に挑みました。
 大したもん蛇祭り当日の村の方々との大交流会では大番狂わせとなる学生を村民が上回るという嬉しい出来事がありました。
 多くの村の方と学生が交流している様は胸がとても熱くなりました。一緒に歌った上々颱風の「いつでも誰かが」を共に大きな輪になって歌った光景は私が一番理想としていた光景でした。
 長く続くこの活動。「今年も村へ帰ろう」そう思って村へまた訪れるIVUSAのOB・OGは少なくありません。 
 そしてまた今年もまた新たな関係、絆ができたことをとても嬉しく思います。
 後輩たちから「また関川に帰りたい」という声を聞き私も来年度一個人、OGとして村に帰りたいと思います。
最後になりましたが活動に協力して頂いた皆様にお礼申し上げます。本当にありがとうございました。(東京家政大学4年 窪田 洋子)