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第6回熊本県天草市流木撤去・清掃活動

 8月9日(木)から13日(月)までの第6回熊本県天草市流木撤去・清掃活動に、154名の学生が参加しました。

 今年は須口海岸、砂月海水浴場、白瀬海岸において流木の撤去及び漂着ゴミの清掃作業を2日間行いました。海岸にはゴミや流木が多くあって、大変な作業でした。中には直径50cm程にもなる巨大な流木もあり、大勢の男子学生が大きな声を出して運びました。天候は晴天でとても暑く過酷でしたが、学生同士声をかけ合いながら元気に作業することができました。

大きな流木を協力して運び出しています。
 今回から、集めた流木を炭化させ、木炭として再利用する新しい試みも行いました。これには、天草市の牛深支所の方々が協力してくださって作業をスムーズに進めることが出来ました。
 また、作業最終日には天草市牛深支所周辺のゴミ拾いや草むしりを行いました。数時間の作業でしたが、周辺をきれいにすることが出来ました。

 この作業の後には、牛深支所の方や漁協組合の方たちが、魚の捌き方を教えてくださるお魚教室では、とても新鮮なお魚を美味しくいただきました。また、新たな試みとして天草の漁業についての勉強会を開いてくださいました。天草の漁業がおかれている状況や取組を知り、魚の事を身近に感じることが出来ました。 

新鮮なお魚を目の前で捌いていただきました。
 夕方からは漁協荷捌所にて、地元住民の方との交流会を行いました。今回は、熊本市内の大学生の方、6名が2日目の作業に引き続き参加して下さり、よさこいソーランを披露してくださりました。他にも牛深のマスコットキャラクター、子どもたちなどたくさんの方々が来てくださいました。学生と地元住民の方でご飯を食べながら様々なお話しをして交流することができました。

 そして、最後に学生と地元住民の方が一緒になり、ハイヤ躍りを踊って会場一体が一つになりました。ハイヤ踊りとは、この地域に古くから伝わる踊りで、全国に伝わるハイヤ節のルーツとも言われています。この瞬間、これからも学生と天草の方々との深い繋がりを大切にしていきたいと感じました。


学生と天草の方との交流会の様子。
 今回の活動では、流木撤去以外にも新しい試みもたくさん行い、今後に向けて新たなスタートを切ることができた活動となりました。(立命館大学2年 森 淳史)
【プロジェクト・リーダーより】
 今回の活動では、“New Stage~天草の未来へフミダセ!~”というコンセプトを掲げました。
 従来、撤去されてきた流木の新しい活用方法を見つけることはできないか、そして将来の天草を担うであろう地元の子どもたちを巻き込み、さらに私たち「ヨソモノ」が天草を訪れることで地元の方に天草の新たな魅力を感じてもらうと同時に、参加した学生たちを天草ファンにすることで天草のことを想う人を増やしたい。そんな想いで本活動を実施いたしました。
 実際には、熊本大学のよさこいサークルの学生たちと共に作業し、最終日の交流会に牛深の子どもたちを呼ぶことができ、天草の未来を作っていく世代に少なからず影響を与えられたのではないかと思います。
 また、地元の方には「来年もまた天草に来いよ」「卒業しても天草に遊びにきてね」と言った声をかけていただくことができ、参加した学生からも「来年も必ず天草に帰ります」という声を多く聞くことができ、今回の活動コンセプトに沿った活動ができたのではないかと思っております。

 私は今年の3月で卒業してしまいますが、来年もまたたくさんの後輩たちが天草へ帰り、絆をつなげていってほしいです。私自身もOGとして遊びにいきたいと思います。
 今回この活動に協力してくださった皆様には、この場を借りて改めて御礼申し上げます。本当にありがとうございました。 (立命館大学4年 上堂 由貴)