ゴールデンウィークの5月2日(月)から5月5日(木)にかけて、関西・関東から24名の学生が活動に参加しました。天候に恵まれず活動中は雨がずっと降っていましたが、元気に活動してきました。
今回の活動は畑作業と古民家での作業を中心に活動しました。
去年の活動とは異なり、ゼロからの耕作放棄地の再生ではなく、ある程度は使える状況まで戻っていたため最初から耕運機で畑を耕しました。
その後雑草の発生を抑えるため畑の表面をマルチシートというプラスチックフィルムで覆い、うねに穴をあけてジャガイモなどを植えました。
畑にじゃがいもを植えています。
古民家の調理場を拡大しているところです。
今回の隊は初めて栃尾に訪れる学生も多かったのですが、半蔵金集落の方との交流会・栃尾同住会の方との交流会など、地元の方から農業や食文化についてなど様々なお話しを伺う機会がありました。
半蔵金集落との交流会の様子。
そして今回の活動の中で、一般社団法人イベントプロデュース協会(JEPC)の方が六次産業*についての研修会を行って下さいました。『あげあげあげ*』をビジネスとしてどのように展開すればいいのか話し合いました。
研修会の様子。
最後に活動を支えて下さっているみなさんに感謝申し上げます。
これからもよろしくお願いします。(法政大学2年 松浦 奈々)
*六次産業とは、農産物生産の第一次産業、食品加工の第二次産業、流通や販売の第三次産業の全てに農業者が関わること。
1+2+3=1×2×3=6
**あげあげあげとは、栃尾名物あぶらげを作った時に出る産業廃棄物のおからを利用したもので、からあげのような食べ物。
【プロジェクトリーダーより】
今回の活動は『ヒトと向き合う』というのをコンセプトに掲げ、栃尾という地域に行くのではなく、栃尾に住んでいる、また考えている人との、対話や共に汗を流し、同じ釜の飯を食べ、そこで気づく栃尾の良いところや、文化、問題点を、栃尾に住んでいる人とヨソモノの学生が共に共有できる隊にしようと、思っていました。
そして半蔵金集落の人との交流会では栃尾についての話、また同住会の人とは今回の活動のテーマである『耕作放棄地』の問題点や解決方法について考えることもできました。
また、JEPCの方に来ていただいて、同住会の方と一緒に名物である『あげあげあげ』の六次産業化についても考えることができました。
今回は畑の作業が隊の活動の大半を占めていたのですが、ただ畑で作業するのではなく、そこで得られる経験・交流・夢を気づけるような隊になったのではないでしょうか。
今回の活動で気づけた、栃尾のことを気づくだけでなく、実際に行動に移し、これからの栃尾の活性化に、そしてIVUSAと栃尾の絆を深めるきっかけになっていれば幸いです。(立命館大学4年 山本 智之)