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>ID/パスワードを忘れた方はこちらから 10月22日に滋賀県長浜市に位置する竹生島で外来水草ナガエツルノゲイトウの除去活動を行いました。
この活動は近江ウェットランド研究会を中心に滋賀県立大学、ラーゴ株式会社、株式会社PASCO、長浜市役所、IVUSA学生2名の計10名の活動となりました。活動の結果、250kg・除去総面積:約52㎡のナガエツルノゲイトウを除去しました。
ナガエツルノゲイトウは、オオバナミズキンバイと同様、特定外来生物に指定されており、水陸両用で非常に強い?殖力を持つことで、水質汚濁・琵琶湖特有の生態系への悪影響・漁業への影響が懸念されています。
竹生島とは、琵琶湖国定公園に指定されている琵琶湖北部にある小島です。また、島の中にある宝厳寺唐門と都久夫須麻神社本殿は、国宝に指定されています。
活動場所である竹生島北東部岩礁地帯では、他の場所へ流されてしまう危険性のある水辺付近のナガエツルノゲイトウを初めに除去し、その後、岩場の隙間に根付いているナガエツルノゲイトウの除去活動を実施しました。
岩場では、ナガエツルノゲイトウが、石と石の間奥深くまで成長してましたが、ジェットポンプなどを使い奥深くの根まで除去することができました。
活動中、滋賀県立大学の野間直彦准教授は、「1年間で、2回同じ場所で除去を行うことで、繁殖力が弱まり減らしていくことができる」と仰っていました。
午後3時には、除去を予定していた:約52㎡の全てのナガエツルノゲイトウを除去しました。
今回の活動を通じて、初期段階で発見し繁殖を防ぎ、除去活動を行っていくことが、完全除去に近づくための最適な方法である事を学び、興味深い活動となりました。
今後も、初期段階での除去活動を行い、完全除去を目指し活動を続けていきます。(近畿大学1年生 関 勇哉)