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東日本大震災復興支援活動事後講演会

 9月28日に立命館大学大阪茨木キャンパスにおいて、8月25日から29日にかけて行われた東日本大震災復興支援活動でお世話になり、災害で被災もされている宮城県亘理郡亘理町の飲食店店主である森加奈恵さんと宮城県亘理郡山元町の普門寺の住職である坂野文俊さんに経験を語っていただく事後講演会開催され、54人の学生が出席しました。

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 前半は森加奈恵さんから語りをしていただきました。森さんは東日本大震災で被災もされています。その後、復興と平行して現在はボランティア活動を行っており、被災した経験を語る語り部もされています。その際に歌を歌うことで元気を与え、ご自身のパワーの源にもされています。

 語りの中で、被災経験をもとに作曲された歌を歌っていただきました。歌の中には、被災生活で帰りたくても帰れない故郷の想いなどが込められており、心の奥まで響いてきました。

 また、「被災者の気持ちはわからない」との言葉をいただき、我々ボランティアは、わからないもどかしさを抱え続けるよりも、被災者に寄り添うことが大切なのだと気づかされました。

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 後半は坂野文俊さんから語りをしていただきました。住職である坂野さんは、震災によりお寺が半壊し、お墓が流されるなどの被害を受けました。

 お寺の再建活動を行う中で、お寺でボランティアセンターを設立し、他の被災された方々へのボランティアも行われています。今回は、震災当時の状況から、お寺、お墓の復興まで、感じたことをありのままに語っていただきました。被災直後、瓦礫と化した街を見て無気力になったことを伺った時は気持ちが強く揺れ動かされました。

 また、取り壊しが決まっていたお寺が、ボランティアの力で瓦礫やお墓の整理が進む中で再建の方向に進んでいくことになり、ボランティアの想いが被災者の心を変えていくということを実感したことを伺いました。ボランティアの役割を再認識させられたように思いました。

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 今日聞いたことを周りに伝えていくことが、震災時に高台に避難する、避難所へ向かうなどの命を守る行動につながっていくことを学びました。いつ起きるかわからない震災に対して、いまできること、学生だからこそできることを考え、動いていきたいと思います。

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