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第9回淡海の川づくりフォーラムに参加しました

 2月13日に滋賀県大津市のコラボしが21にて「第9回淡海の川づくりフォーラム」が開催され、琵琶湖オオバナミズキンバイ除去活動についての発表と展示を行わせていただきました。

 川づくりフォーラムは、「川や水辺と共生する暮らし」「川や水辺と私たちのいい関係」について、川や水辺にまつわる活動をされている方々とともに、発表や展示を通して、それぞれの交流の中で議論を深め、探るものです。今回は12団体が参加し、各団体の環境に対する取り組みを発表しました。IVUSAとしては、昨年に引き続き、2度目の参加となります。

 はじめに、川づくりフォーラム実行委員長の北井香様はじめ実行委員の方々から挨拶と、今回のフォーラムの趣旨について漫才形式での説明がなされました。また、三日月大造滋賀県知事からも挨拶がありました。

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 次に、各団体3分間の発表の時間がありました。オオバナミズキンバイの特徴や、昨年には生息範囲が北湖にまで及んでいることを発表した他、行政、地域と学生の連携により除去活動が効果的になされていることを紹介しました。

 また、滋賀県での外来水草除去の取り組みを参考に、関東でも学生が同様に外来水草の除去活動を計画していることを紹介し、滋賀県の環境保護活動が日本全国に広がってきていることを発表しました。

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 その後、3つのグループに分かれ、活動に関しての質疑応答がありました。ここでは、環境問題に対し学生の立場だからこそ、地域と行政をはじめ、多くの人々を巻き込んだ活動ができることなどを述べました。

 その他にも、同じグループで高島市役所政策部総合防災局による地域防災の取り組みについての発表もなされ、「災害は想定を超えることも考えておかないといけない。ハザードマップを信じ過ぎないでください」というフレーズが、印象に残り、地域で災害について考える大切さを学びました。

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 全体討論では、3分間で学生だけでなく、行政、NPO団体、地元漁師、企業、地域住民と連携し活動を行っている事をアピールし、守山市での取り組みや北湖での活動などについて発表しました。

 その後の7分間の質疑応答では、「なぜ学生が日本全国から約400人も集まってきてくれているのか」という質問がありました。学生同士でオオバナミズキンバイの危機意識が共有され、除去活動に参加しようとする学生が増えてきていると答えました。

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 選考員の方だけでなく、フォーラムに参加された方々からは「オオバナミズキンバイのキャラクターを作成したり、グッズを作って啓発活動をしたりする点が面白い」といった感想がありました。

 学生が地域と連携しながら活動を行なっていることが評価され、表彰式では、「若さが拓く琵琶湖の水辺賞」を頂きました。

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 今回、フォーラムに参加して、多くの団体が地域の環境を守るために、様々な活動をしていることを知ることができました。白鳥川の景観を美しくする会の発表では、羊と共に除草作業されていて、動物との連携は、私たちにとって新たな視点でした。

 他団体の発表から、面白いアイデアや知識など沢山の事を学ぶことができ、刺激を受けました。今回のフォーラムで学んだことを活かし、オオバナミズキンバイ除去活動を発展させていきたいと思います。

 最後に、主催の滋賀県と淡海の川づくりフォーラム実行委員会、選考員の皆様、有意義な時間を作ってくださり、誠にありがとうございました。(立命館大学2年 平田 怜央、馬渕 美保、同志社大学2年 岡本 佳奈)

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