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第9次中国緑化プロジェクトは無事に終了しました。

3月9日(金)

 中国での最終日。

 朝食後ホテルの一室で解団式を行いました。それぞれの班目標、個人目標、学年目標、隊目標に対してどれくらい達成出来たのか点数をつけ発表し合いました。それ以外にも中国隊で参加した上で価値感の違いがあったのか、またそれぞれの1年後の目標を立てました。隊員一人一人が中国隊で何を感じ、何を得たのか話す良い機会となりました。
 その後は近くのスーパーに行き、最後の買い物に行きました。昼食を食べた後、12時半に北京のホテルを出発しました。空港では班でのお揃いのものを買う人やお土産を買う人もおり、最後の北京での時間を楽しんでいました。
 15時半に北京を出発し、日本時間の19時半に成田に到着しました。成田に到着後は班で最後の集まりを行い、涙のお別れをしました。関西に帰る人、東日本大震災の活動に向う人に別れ見送りました。
 最後となる参加者のインタビューですが、今回は最初にインタビューをした法政大学1年栗田奈築さんです。
Q.活動を通してイメージが変わりましたか?
A.イメージは変わりました。よく知らないから無愛想、冷たいと感じていましたがとてもIVUSA学生に興味を示してくれた。道路にはゴミがあり噂通りの現場も見ることが出来ました。国は違うけど、同じ人間で、考えることは皆一緒であると感じました。
Q.中国隊に参加して感じたことは何ですか?
A.見える中国と、見えない中国がるということです。学校に見学に行った際も授業風景を見たが一斉にピアノを弾いている授業もあり本当にこれがいつも行っている授業風景なのか疑問がありました。
博物館に行った際は昔の日本を辿っているようでした。都市の開発は進んでいますが、8年後に大きく変わるかまだ分かりません。
Q.そのような疑問を持った上で今後どういうことをしていきたいですか?
A.10日間で得るものは多かったです。もっと中国を知りたくなりました。日中の関わり方を知りたいですし、中国と今後どう関わっていくのか考えていきたいです。中国語をもっと勉強して今回よりもっとコミュニケーションを取れるようにしたいです。また中国隊に来たいです。また個人的に中国に旅したいと思います。
 10日という長いようで短い期間でしたが、多くの出会いと発見ができました。中国で出会った方々とはこれからもメールを通して
関係を続けていきたいと思います。

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3月8日(木)

 8日は建平最後の日でした。午前中にホテル近くの2つのショッピングセンターと市場で買い物をしました。サングラスがとても人気で、みんなそれぞれ個性あふれるサングラスを購入していました。ホテルで最後の昼食をお腹一杯食べた後、7日間を共に過ごした現地スタッフの方と涙ながらお別れをしました。13時にホテルから北京へ向けて建平を後にしました。
 18時半に北京へ到着し、班ごとにフードコートで夜ごはんを食べました。今日は寝て食べての1日でした。
 明日3月9日はいよいよ日本へ戻ります。一人ひとりが中国隊に参加して良かったと思えるように最後の最後まで気を抜かずがんばります。
5回目の所感は専修大学1年劔持 有紗にインタビューしました。
Q.IVUSAプロジェクトの中でも一番興味のあった中国隊に実際に参加してみてどうでしたか? 
 中国の現状を肌で感じられて、日本は恵まれているなと実感しました。
また、日本人だとわかると気軽にあいさつしてくれるようになったので、自分が何人かということを表す大切さを知りました。
Q.また行ってみたいですか?
 是非行ってみたいです。新たなスタートを切った9次隊に携われた貴重な機会を次に活かしたいからです。

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3月7日(水)

 午前中は、作業現場の頂上でセレモニーが開かれました。セレモニーでは記念の旗を授与された後植樹を行い、それぞれ植えた樹の横に自分の名前が書かれた石を置きました。
 午後は建平職業教育センターの見学をして、学生たちと卓球をしながら交流をしました。
 夕飯時には歓送宴会を開いていただき、建平での最後の夕食を楽しみました。
 夕飯後は人民会館で建平職業教育センターの学生たちとの交流会を行い、中国人とIVUSAの学生がお互いに出し物を披露し、大いに盛り上がりました。明日は北京に向けて建平を発ちます。
 また、本日は立命館大学1年生広瀬 楓の所感を紹介します。彼女は事前準備で中国についての勉強会を作るに当たって日中関係やまたその歴史などについて改めて調べました。
Q.実際に中国に来て、調べたこととの違いはありましたか?
 満州事変や盧溝橋事件などの歴史や現在の報道などを見てみると、中国人は反日というイメージがありました。しかし実際に中国人と交流してみると友好的な人が多く、想像とは大きく異なりました。


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3月6日(火)

 午前中は建平県博物館に見学に行きました。遼、元、金の時代の陶器や石器があり隊員は興味深く見ていました。帰り際に館長から全員に50億年前の玉猪をプレゼントされ、歴史を感じる大切な宝物ができました。
 昼後は紅山新築展覧会に行きました。ここでは建平県の未来を考えるというテーマの中、2020年度までに20億元かけて建平県を作り直す計画が展示されていました。今私たちがいる場所が8年後まったく変った姿になると想像するだけでワクワクします。
 その後は紅山文化遺産博物館に移動し、古代の遺跡が埋まっている場所を見る、どのような遺跡が埋まっているのかを知り、まだ多くの財宝が土の中にあると聞き興味が湧きました。
 博物館見学後はIVUSA学生の歓迎としてイチゴ狩りに連れて行って下さりました。真っ赤なイチゴを取り嬉しそうに隊員全員が袋いっぱいに持って帰りました。
 ホテルに到着後はホテルの従業員の方を交えた小さな交流会を行いました。小さいながらもIVUSA学生と従業員の方が一体となり最後は大きな縁になり「朋友」を歌いました。
 今日は見学がメインでしたが、過去から未来の建平県を見るきっかけになり改めて自分達がいる場所が今後大きな変化を遂げることを知り、その変化をまたこの目で見てみたいと思いました。
 明日は開幕式と大交流会があります。建平での活動に悔いが無いよう最後まで全力で取り組みます。

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3月5日(月)

 午前中に長陽市化石博物館を見学しに行きました。ここはなんと、清華大学が設計したそうです!恐竜の化石だけではなく、昆虫や植物、更には人の化石までもが展示されていました。またこの博物館には、姉妹都市である北海道帯広との交流の印がありました。ここにも「繋がり」を見つけることができ、とても嬉しい気持ちになりました。
 初めてホテル外で昼食を食べた後、午後からは北塔博物館へ行きました。ここは昔の建平県から出た遺跡などを展示していました。北塔の内部にも特別に入ることができ、お釈迦様にそれぞれの願いを託しました。

 明日3月6日は紅山文明についての博物館と展覧会へ行く予定です。

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3月4日(日)

 3月4日は植林活動の最終日でした。昨日までに掘った穴を耕し、形を整えてコノテガシワの苗を植え、水をあげる作業を行いました。出来るだけ多くの樹が活着するように、丁寧に作業するように心掛け、約300本の樹を植えました。
 また、立命館大学2年生村田尭弘の所感を紹介します。彼は前回の第8次中国黄土高原緑化活動にも参加し、今回はサブリーダーを務めています。
Q.なぜ今回も中国緑化活動に参加しようと思ったのですか?
 前回の活動で自分の成長のための多くの経験をすることが出来たと感じたため、今回も参加しました。2回目なのでより自分に負荷をかけるため、サブリーダーになりました。

Q.今回新しい発見はありましたか?
 今回は建平県での初めての活動です。ここで気づいたのは、新しい場所で関係を築くのは難しいということです。IVUSA学生たちをお客様としてとても丁寧に扱ってくださり、仲間として一緒に活動するという雰囲気ではないと感じました。残りの滞在期間で、仲間になって帰ります。
 明日は建平県にある陽鳥化石国家地質公園と博物館を見学します。



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3月3日(土)

 3月3日の午前中は昨日に引き続き穴掘り作業を行いました。IVUSAの中国支部長で国士舘大学OB董凡(とうさん)が瀋陽から建平に来て下さり、本日の作業にIVUSA学生と共に参加していただきました。
 頂上に着々と近づいて来ているのを見るととても嬉しい気持ちになりました。昼はホテルに戻り今日も美味しい中華料理をいただきました。
 午後も午前の続きを行い、夕食後隊員が待ち望んでいた交流会を行いました。学校に到着すると、建平第二高校の学生が盛大に迎えて下さりIVUSA学生全員驚いた表情をしていました。「ドラえもん」「ちびまる子ちゃん」の歌や踊りなどを披露して下さり、IVUSA側もよさこい、一発芸を披露し最後に朋友を生徒たちと全員で歌いました。
 年の近い高校生同士、2時間という短い時間でしたが和気あいあいと交流することが出来ました。
 明日4日は作業最終日。頂上までまだ距離がありますが、悔いの無いよう限られた時間を大切に、最後も頑張っていきます!


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3月2日(3日)


 3月2日は初作業となり、8時にホテルを出発し、1時間程かけて作業現場へ移動しました。土が凍るほどの寒さでしたが、中国の方と共に次々に穴を掘る作業をしていきました。昼はおいしい中華料理をたくさん食べて体力を回復させた後、元気いっぱい午後の作業に取り組みました。夜は班合同で飲み会を部屋で開きました。※今回は現地の事情で直前に活動場所が変更になり、黄土高原でなくなったため、活動名を変更しています。


 

 第二回目の所感紹介は、会員管理サポートをしているフェリス女学院大学4年原田絢香さんです。
Q.なぜ学生最後のプロジェクトを中国隊に参加しようと思ったのですか?
-海外プロジェクトとして初めて7次隊に参加した時の4年生の印象が非常に強かったからです。自分も感動して木を植えたい。そう心に強く思ったのが一番の理由です。また、この感動を下級生にも伝えていきたい、吸収してほしいというようにも思いました。
Q.中国隊に感じていることはありますか?
-やはり今までの中国隊の根底にもある「繋がり」ですね。8次隊までの繋がりだけでなく、中国人との繋がり、先輩後輩との繋がりなど様々な繋がりが感じられるのが中国隊だと思います。この繋がりはどのプロジェクトよりも強いなと感じています。
 
 明日3月3日は高校生との交流があります。わくわくです!!
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2月29日(1日目)、3月1日(2日目)

 昨日2月29日に成田空港を出発し、現地時間21時30分に北京に到着しました。お夜食をいただき、北京で宿泊しました。
 本日3月1日の午前中はバスで北京から、今回の活動場所である遼寧省朝陽市建平まで移動しました。夜は歓迎会が開かれ、建平県長からもお話しをいただきました。日本の代表としてここに来ていることを自覚して活動しなければならないということを再確認しました。


写真は県長さんです。

 今回の第9次中国緑化活動では、参加している隊員の生の声をお伝えするために、所感を数回に分けて紹介いたします。
法政大学1年 栗田奈築
Q.出発前の中国のイメージは?
メディアを通して見ると、悪いニュースが多く、利己的な人が多いという印象。中国人とビジネスを行った人から、もう中国人とのビジネスはしたくないと聞いたこともある。

Q.なぜ参加しようと思ったのか?
ボランティアをしてみたかった。そして人やメディアからの情報ではなく、実際の中国はどのようか、反日なのかを自分で確かめてみたかったため。また、歴史を知った上で今の中国を自分で見たかったため。
Q.中国隊として何を発見していきたいか?
中国の人は環境問題にどのように取り組んでいるのか。他の隊員や共に活動する中国人はどんな考えを持って活動に参加しているのか。
 インタビューした内容は中国出発前に取ったものです。これからの活動を通して考え方に変化があるのかを今後のインタビューで見ていきたいと思います。
 明日はいよいよ植林の活動現場へと向かいます。