6月1日、2日に、IVUSA滋賀春合宿を行いました。合宿場所は昨年お世話になった滋賀県東近江市にある、木地師やまの子の家です。山に囲まれ空気がきれいでした。 合宿には、滋賀大学、立命館大学、龍谷大学の学生はじめ、京都・大阪からも、合わせて177名が参加しました。
　今年の春合宿の目的は、「IVUSA7ヵ条を伝えることでチームの一員という自覚を持たせる」でした。IVUSA７ヵ条とは、挨拶をしよう、動きながら考えよう、などボランティアの現場や日常、社会に出た時に大切としている事であり、IVUSAが行動指針としているものです。春合宿ではこのIVUSA７ヵ条を自分の中で落とし込めるようなグループワーク等や様々な 研修も行いました。

◎CMT初級
　CMTというのは、危機対応講習(Crisis Management Training)の略です。応急救命法だけでなく身の回りの危機に対処する方法を学びます。初級では、搬送法,包帯法,心肺蘇生法を学びます。いざという時に自分の身を守るだけでなく他者に手を差し伸べられる勇気を持てるようにするため、IVUSAでは全会員受講必須にしています。

◎SRT
　社会理解講習(Social Reflect Training)の略です。IVUSAで行われている事業の社会的背景を知り社会がどのような課題を抱えているかを知るとともに課題解決のために何ができるのかを考える研修です。

◎HRT
　自己理解・他者理解・コミュニケーション講習(Human Relations Training)の略です。
　自己理解、他者理解を深め、相手の考えや感性を知ること、チームで計画を進めることを通して、コミュニケーション能力を身につけるとともに、「作り手側」へのマインドセット(心構え)の転換を図ります。

◎企画ワーク
　彼氏・彼女を作る方法を考え班内で発表するワークや、「△△のような100人の子どもたちを○○させる(例:世界中の子どもたちを笑顔にさせる等)」という目標を立てそれが達成するためにはどうしたらいいかを班ごとに考えてもらい発表するというワークを行いました。

企画ワークの様子。

◎現場ワーク
　化粧品の企画をするワークや、折り紙や消しゴム等使い橋を立てるワークを行いました。

現場ワークの様子。

　ワークや研修の他に、１日目の夜には参加者全員で宴会を行いました。
　また、班対抗でのディベートも行いました。

◎宴会
　宴会を始める前に宴会ワークを行い、宴会をする際のマナーを学びました。そして、ジュースやお菓子を囲み、宴会ワークで学んだことを早速実践しながら、先輩や後輩、同期、初めて会う人と色々な会話をして、和気あいあいとした雰囲気となりました。

◎ディベート
　春合宿で一緒に活動する班対抗で行いました。初対面の人が多かったにも関わらず、新入生は緊張しながらも発言をし、白熱の討論が行われました。
　真面目、かつ楽しみながら勝負していた場面が印象的でした。

ディベートの様子。

　ワーク等の活動以外でも、食事の時には積極的に準備を手伝い、また挨拶をしてくれる新入生が多くいたのが印象的でした。
　合宿中、一緒に行動する機会が多い班はもちろん、他の参加者とも交流が盛んで全員が打ち解けている様子が見受けられました。

全体の様子。

　この合宿で多くの新しい仲間を見ることが出来ました。そして、この経験を通じて何か感じることがあれば嬉しく思います。（龍谷大学3年　大野 智恵）