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>ID/パスワードを忘れた方はこちらから 長野県飯田市で 9月13日から16日の4日間にかけて学生48名、事務局1名、カウンターパート1名で、 NPO法人いなだに竹Links(チクリンクス)と連携して行いました。
この活動では、環境保全に取り組むとともに、持続可能な取り組みにするために地域の担い手を増やすことを目的にしています。
活動1日目、現地に到着後、鈴岡城址公園と長野県立飯田風越高等学校付近の竹林の2ヶ所に分かれて活動しました。鈴岡城址公園では 広い範囲を各班で分かれて竹の伐採をしました。
伐採した後は、14日の小学生向けワークショップで使う竹を、全員でバケツリレーの形式で運搬をしました。途中からは猛暑の中のため、疲れが見え始めましたが声をかけあい、最後までやり切ることができました。
長野県立飯田風越高等学校付近の竹林では、外来生物であるアレチウリを駆除しました。
活動2日目の14日は長野県飯田市の鈴岡城址公園にて、いなだに竹Linksの方々と長野県立飯田風越高校の生徒の皆さんと共に、竹林整備と小学生向けの竹活用ワークショップをしました。
午前中、午後に予定されているワークショップに向けて、竹水鉄砲や竹とんぼ、竹箸のパーツ作りを行いました。
今回のワークショップは、若い世代に里山や竹の魅力、そして竹害の現状について理解を深めてもらうことを目的としています。
特に、現在の里山整備は高齢者に頼っているため、地域の若者たちに竹林や里山の整備に関心を持ってもらいたいという思いがあります。
午後は、暑い中声を掛け合いながら竹林整備とワークショップを実施しました。竹林整備では、斜面に生えている竹を伐採しました。
ワークショップでは、竹水鉄砲作りと射的、竹箸作り、環境学習をメインに、竹ブランコや竹ぽっくり、竹輪投げ、竹とんぼといった多彩なアクティビティを用意しました。高校生3名と12名の小学生が参加し、子どもたちの笑顔があふれるイベントとなりました。
活動3日目の15日の活動は、午前は鈴岡城址公園にて、NPO法人いなだに竹Linksや公園を管理する駄科区民の皆さん、地元高校生などと一緒に竹林整備を行いました。
竹林整備の作業では、IVUSA学生の各班に地域の方に入っていただき、作業を進めました。
作業を体験した学生たちは、「自分たちだけで作業していたときより早く作業が進んだ」「より効率的な伐採の方法を知ることができた」と感想を述べていました 。
また、チェンソーの使い方やいなだに竹Linksが独自で考えた、安全で効率的な竹の切り方を伝授していただきました。
これらの知識を今後の活動に引き継ぐことや、他の竹林整備活動に行った際に役立てて欲しいとおっしゃっておりました。
作業終了時には竹は等間隔になり、光の入る見晴らしの良い景観になりました。
午後は、地域の方々、IVUSAの卒業生と駄科区民センターで交流会を行いました。
交流会では竹網バーベーキューをIVUSAの学生が、地域の方々に教えていただきながら楽しく経験をしました。
また飯田市名物の出前焼肉も地域の方々と一緒に楽しみました。
今回の交流会を通して、 地域の方々とより仲を深めることができました。
地域の方々が、私たちIVUSAに飯田市に来てよかったと思って欲しいということで、最後には獅子舞の演武を披露してくださいました。
活動最終日の16日は、各班に分かれて宿舎周辺の清掃活動を行いました。暑い中での清掃活動でしたが、班で声をかけあいながら進めました。
その後は、飯田市ゼロカーボンシティ推進課の方々に環境学習をしていただきました。駄科区民センターでは、 資料を用いて説明をしてくださりました。また、座学で説明していただいた、メガソーラーいいだに実際に行き、学びを深めることができました。学生たちの質問に答えていただく時間もあり、とても貴重な時間となりました。
学生からは、「今回の環境学習を通して、色々な知識を身につけることができた。この知識を日常生活でも活かしたい」という感想がありました。
午後は宿舎清掃を行いました。
4日間お借りさせていただいた感謝の気持ちを込めて、清掃をしました。
その後は、最終ミーティングを行いました。
ミーティングでは活動の成果報告があり、活動前と活動後の竹林の様子の写真を比較しました 。
また、最後にはこの活動のリーダーたちから挨拶がありました。吉田彩花(東洋大学3年生)は、「今回参加した学生全員が竹の可能性について考え、アイデアを出し合えば、もっとより良い活動になっていく。だから、またこの活動に参加する時までに色んなことを経験してきてほしい」と話しました。
4日間の活動でお世話になった皆様、誠にありがとうございました。心より感謝申し上げます。(東洋大学2年 板橋 尊大)