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新潟県佐渡市海岸清掃活動

 9月13日から16日までの4日間、IVUSAの学生39名、一般募集の学生6名、事務局員2名の計47名で活動しました。
 13日はフェリーに乗って佐渡島へ向かいました。フェリーの甲板で行った結団式では活動のリーダー4人から挨拶があり、学生たちの活動に対するモチベーションが高まりました。

 午後からは佐渡島の佐渡金山、北沢浮遊選鉱場跡、尖閣湾揚島遊園の観光をしました。
 参加した学生からは「佐渡島の歴史と自然を自分の目で見ることで魅力を再発見し、さらに佐渡島が好きになりました」という感想がありました。

 14日は佐渡北部の大野亀海岸を清掃活動しました。午前は3グループに分かれて作業を進め、効率よくごみを拾いました。13日夜から雨が降っており、天気が心配されましたが、晴天に恵まれ、大野亀の美しい自然に見守られながら元気に活動しました。海岸にはペットボトルや漁網などのごみが多く見られました。

 午後からは清掃組と集積組に分かれ、 集積組は午前に拾ったごみを集積した後、清掃組とは別方向から清掃を再開しました。

 そして、大野亀海岸の両端から清掃を進めてきた2グループが、17時半頃に綺麗な夕陽に包まれながら合流しました。

 15日は、雨天のため宿舎で「佐渡ワーク」を行いました。IVUSAの事務局員から海洋ごみ問題についての話があり、この問題に対してさらに深く考えることができました。
 その後、高校生に向けてのボランティア宣伝ポスター案を作成し、その後全体に共有する時間がありました。それぞれ違った魅力のあるポスターでどれも甲乙つけ難いものとなりました。

 午後は、鷲崎ふれあいセンターにて、佐渡住民の方18名、卒業生4名との交流会がありました。交流会最中には、佐渡おけさや鬼太鼓などの佐渡の伝統芸能や歴史に触れました。

 また、佐渡の地域おこし協力隊の方が、アップサイクルを目指す様子を、スライドを用いて説明してくださいました。弾野一体をごみクリエイターパークとして育てることがビジョンの一つとしていると説明されていました。学生からは「ごみが誰かの役に立つものに変わるのが素敵だなと思いました」との感想がありました。

 最後に、各6名程に分けられた班に佐渡住民の方が加わり、交流する時間がありました。佐渡にまつわる話や、海洋ごみ問題について話し合い、どの班も笑顔が溢れていました。

 佐渡の魅力や歴史について学び、自分なりの佐渡らしさを見つけられる良い機会となりました。

 16日は2日目に引き続き、佐渡北部の大野亀海岸にて作業しました。

 14日に清掃した場所に仮集積していたごみを本来の集積所まで運びました。全員でごみをバケツリレーで運び、大野亀海岸の清掃を終えました。
 学生からは「学生全員が一つになることで、作業の効率化と一体感が生まれ、どんなことも成し遂げる力になると感じました」という感想があがりました。

 清掃初日に撮影した海岸の様子と比べると、見違えるほど海岸が綺麗になり、学生たちは達成感に包まれました。

 午後は、お昼ご飯を食べた後、マイクロバスに乗って両津港に向かいました。帰りのフェリーでは、活動を共にした仲間たちと写真撮影をしました。

 解団式では、これまで集積したごみ袋の総数が発表されました。45Lのごみ袋で、粗大ごみ286個、可燃ごみ192袋、不燃ごみ12袋、危険物4袋、合計で494袋となりました。

 この4日間を通して、海洋ごみ問題、文化、歴史の視点から佐渡を追求し、学ぶ立場から伝える立場になりました。活動が終わっても、佐渡の魅力を多くの方に発信していきます。

 最後に、活動でお世話になった皆様、誠にありがとうございました。