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山形県日本海沿岸清掃

 11月18日から11月19日にかけて学生34名で、山形県日本海沿岸清掃活動を実施しました。

 荒れた天気の中、関西・関東学生22名が無事山形県鶴岡市に到着。その後、山形の学生12名と合流し、海テラスゆら磯の風で開会式を行いました。

 開会式では、アイスブレイクを通して交流を深めた後、4名のリーダーからの挨拶、清掃活動をするにあたって注意事項についての説明を受けました。

 その後、海洋ごみ問題に関する映像を視聴しました。マイクロプラスチックが海に流れ出ることで、餌と間違えて魚が食べてしまい、魚の体内にプラスチックが溜まりその魚が死んでしまうという問題が起こっていることを認識しました。
 それにより、隊員全員がごみ問題の現状を理解することができました。

 昼食後も天候が回復しなかったため、屋内でワークと交流会を行いました。
 屋内のワークでは、山形県日本海沿岸清掃活動の歴史について学び、この活動の目的を考えました。

 隊員たちは今までの活動の歴史を学ぶことで、今回の活動の目的である「清掃活動を通じて海洋ごみ問題を考え、取り組む仲間を増やす」を改めて理解しました。
 そして、なぜ大学生が浜に出て清掃するのかについて隊員一人ひとりが考えました。

 ワーク終了後は交流会を行いました。ゲームを通した交流会やこの活動や山形の基礎知識についてのテストもあり、活動に関する知識を学びつつ隊員の仲を深め、より隊全体が一つになることができました。

 19日、学生34名、卒業生5名が由良海岸を清掃しました。
 午前は、天候が優れず強い風の中での活動でしたが、お互いに声を掛け合い、士気を高め合いました。

 休憩後、海岸に一列で並び、腰を落として、細かいごみを拾いました。昨日浜に出れなかった分、隊員たちは精一杯取り組みました。

 午後は、天候も回復し、日差しもある中での清掃活動でした。

 午前と別の場所も清掃し、一日で可燃ごみ147袋、不燃ごみ9袋、粗大ごみ97袋相当、漁網90袋相当を回収しました。

 清掃活動終了後、閉会式を行いました。
 そこで成果報告を受け、3つの現場のうち2つが目標の12段階まである水辺の散乱ごみの指標の上から2番目に少ないとされるランクで10×10mの範囲に500mlのペットボトル3.4本分程度のごみがある状態であるランクTを達成でき、隊員たちは活動の達成を実感することができました。
 活動引っ張ったリーダーたちの挨拶や活動に協力していただいた方のお話がありました。

 2日間の活動を通して、山形の海岸には漂着ごみが非常に多く、私たち学生が継続的に清掃活動を行わなければいけないということを改めて実感しました。活動を終えた後も環境問題と向き合う姿勢を大切にしていきたいです。

 最後にはなりますが、この活動にご協力いただいた全ての方に感謝申し上げます。(京都深草クラブ3年 山田 亮)

※この事業は、日本財団「海と日本PROJECT」の助成を受けて実施しました。