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新潟県長岡市長岡まつり地域活性化活動

 8月1日から4日の4日間、新潟県長岡市にて、IVUSA学生53名、事務局2名、合計55名で新潟県長岡市長岡まつり活性化活動を実施しました。
「交流と協働による幸福度の高い地域の創造」を目的とし、今回隊では4年ぶりに対面での活動を再開しました。不死鳥のように復活を果たし、来年度へバトンをつなげていくという意味を込めて「不死鳥隊」と名付け、隊員一人ひとりが長岡の歴史や思いをつなぐことを意識して活動に取り組みました。

 現地での勉強会や平和学習では、IVUSA理事で長岡市議会議員の桑原望さんから、IVUSAのこれまでの長岡市での活動に関して説明があり、NPO法人ネットワークフェニックスの方から中越地震や復興祈願花火フェニックスのお話をいただき、一般社団法人長岡青年会議所の方から平和学習をしていただきました。長岡まつりの概要や歴史から、まつりに込められた想いを学びました。

 また、長岡戦災資料館や長岡震災アーカイブセンターきおくみらいでのフィールドワークでは実際に長岡空襲や2004年に発生した中越地震の当時の映像や資料を見学し、平和の尊さや復興について考えさせられました。

 長岡空襲が起きた日である8月1日に行われた長岡復興祭では、長岡空襲で亡くなられた方々を弔うため平潟神社で黙祷を行い、戦災殉難者の慰霊と平和への願いを込めて灯籠流しを行いました。

 また、神輿渡御の際には、長岡青年会議所、堀金青年会、越後とちおほだれ舎の神輿に参加させていただき、地域の方々と一丸となって神輿を担ぎ、練り歩きました。

 8月2日、3日の長岡花火大会では、ネットワークフェニックスの方々とともに、フェニックス観覧席の会場設営や会場案内などの運営補助を行いました。実際にフェニックス花火を観覧することもでき、夜空一面に打ち上げられる花火に圧倒されました。
 そして、フェニックス花火が打ち上げられるようになった歴史や込められた想いを学んだからこその感動がありました。

 復興祈願花火フェニックスへの募金活動では、「みんなで上げようフェニックス!」を合言葉に、フェニックス花火への協賛を呼びかけました。来場者からは「頑張ってね!」や「これからも続けてね!」といった声をかけていただき、地元の方の長岡花火への特別な思いを感じることができました。最終日のフェニックス大交流会では募金の成果報告が行われ、二日間の募金活動で1,861,300円もの協賛金を集めることができました。

 活動の最後には、今回のリーダーである伊藤佐恵子(京都外国語大学4年)から、「みんながいてくれたからちゃんとリーダーとして立てたし、今回の長岡不死鳥隊は4年振りの活動だったけれど、みんなでつくりあげた隊なので忘れないでください」という締めくくりの挨拶がありました。

 この4日間を通して、長岡まつりの歴史や想いを伝えるための活動を継続していくことの重要性を隊員ひとりひとりが感じることができました。今後もこの活動に携わることで、今までの活動で築き上げてきた想いを繋ぎ、目的の達成に近づけていきます。(同志社大学3年 梅澤 宇生、東洋大学3年 蝦名 萌香、法政大学3年 小川 咲喜、京都外国語大学3年 福島 奏虹)