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>ID/パスワードを忘れた方はこちらから 8月10日から8月12日の3日間、1次隊、2次隊に続いて、IVUSA学生3名で新潟県長岡市にある児童養護施設「双葉寮」で活動しました。
IVUSAとして普段は双葉寮の児童対象にオンラインでの学習支援を毎週行っています。今回は対面での活動ということで、子どもたちと学習支援や遊びの時間を共に過ごしてきました。普段はパソコンの画面を通して会話している子どもたちと直接会えたこと、学習支援対象児童以外の子どもたちともたくさん関われたこと、ひとつひとつがとても嬉しく心がじんわり温かくなりました。
1日目、初日で初めての対面活動だったこともありワクワクしながらもどこか緊張していましたが、子どもたちの笑顔を見ると緊張が吹き飛びました。オンラインで学習支援をしている子どもたちにも会うことができとっても嬉しかったです。
この日の午前中は地域ボランティアの方による押し花教室が開催されました。子どもたちは色とりどりの押し花を使って、しおりやポストカード、キーホルダーを夢中で制作していました。使うお花の色の統一感を重視したもの、お花の並べ方にこだわって作ったもの、シールでデコレーションしたものなど出来上がった作品は子どもたちの個性が表れていました。
その後はトランプで遊んだり、UNOや折り紙をして楽しみました。子どもたちの方がカードゲームが上手で大人顔負けの実力でした。好きなキャラクターが描かれた可愛いトランプやお気に入りのかっこいいバトルカードを見せてくれました。ゲームを通じて子どもたちとの仲もグッと深まったように感じました。
↑個性あふれる作品たちはどれも綺麗で、子どもたちは出来上がったものを「見て見て!」と言って自慢してくれました。
2日目、午前中は学習支援の時間がありました。一人ひとり、毎日夏休みの宿題のドリルをどのくらいまで終わらせるか目標があるそうで、それが終わると遊びの時間だそうです。集中してすぐ終わらせる子もいれば、なかなか勉強モードに入れない子もいるので子どもたち一人ひとりに合わせた声かけの仕方が大切だと感じました。
学習の時間の後は、屋内で体を動かす遊びをたくさんしました。大縄跳びでは100回以上飛ぶこともあり「すごいね~!」と言うとニコニコと達成感に溢れる笑顔で嬉しそうでした。またバドミントンをした際には、低学年から高学年の子が一緒になって楽しんでいました。私も一緒に参加しましたが、子どもたちのパワフルな体力について行くのに必死でした!みんな楽しく体を動かすことができたようでよかったです。
また別のIVUSAの学生はボードゲームを一緒にしたそうで、子どもたちがとっても上手で難しかったと言っていました。活動中、子どもたちから学生が逆に遊び方を教えてもらうという場面も多かったです。
3日目、この日も午前中学習支援、その後遊びという流れでした。子どもたちの中には海の生き物のペーパークラフトを作ることにハマっている子もいてカメやエイ、メンダコなどを上手に作っていました。また塗り絵の本を見ながらどのキャラクターが好きか言い合っている様子もありました。
活動3日目になるとより深く一人ひとりの好きな遊び方や好きなものが見えてきて嬉しかったです。
体を動かす遊びでは、ボール遊びやトランポリンを行いました。ボール遊びをする際、限られたスペースをみんなで共有して使うので譲り合いが大切になるのですが高学年の子たちが率先して低学年の子たちに場所を譲ってあげている様子が見られました。最終日ということでとっても寂しかったのですが、いろんな子とお話ししたり遊んだりすることを通じて関係性を構築できた実感があり非常に充実した活動になったと感じています。
↑「これが好き!」「私はこっち!」と夢中で塗り絵の本を見ていました。
最後に、3日間の対面活動を通じて、オンラインの学習支援では見えなかった子どもたちの普段の日常生活の様子や、一人ひとりの好きなもの、個性、そして他の子たちとの遊び方や関係性などを知ることができました。
子どもたちとの関わり方で難しいな、どうしたらいいんだろうかと感じる場面もありましたがそうした悩みひとつひとつも自分の成長に繋がったと感じました。何より遊びや関わりを通じて子どもたちが少しでも楽しい!と感じてくれていればいいなと感じます。今回の貴重な経験が、今後のオンラインでの学習支援活動にも活きる思うため感じたこと、学んだことを大切にした上で他の学生にも共有したいです。